れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

【満足度No.1の航空会社】FDA 徳島→名古屋線搭乗レビュー

FDAという航空会社を使った。せっかくなので搭乗レビューしてみたい。


FDAことフジドリームエアラインズ。名古屋を拠点に地方間を結ぶ路線を展開する航空会社だ。誤解されがちだけど、LCC(ローコストキャリア)ではなく、ANAJAL同様のFSC(フルサービスキャリア)である。
東京では馴染みはあまりないけど、某ランキングで満足度ナンバーワンを達成したというスゴイ航空会社らしい。

なるほど、では検証です笑。


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フジドリームエアラインズの飛行機は、とてもカラフル。各機ごとに色が違い、現在機色が活躍しているとのこと。


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今回搭乗したのは、高松-名古屋線。この日の担当機はオレンジ。
個人的に初のエンブラエル機搭乗となる。


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機内。
小型機らしくミニマムな感じ。だけど小型機にしては座席が大きく、DHC-8とかよりも広く感じられる。
配置は2+2で、席種はエコノミーのみ。あまり長い時間飛ばないから、充分だろう。

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座席。
海外の短距離路線で見かけるような革張りシート。座り心地はむっちりした感じだが、足元は狭い。
シートピッチは790mmだそうで、特急列車で考えれば狭いけど、こういった小型ジェットの基準ではわからない。広い方に入るそうだけど。
リクライニングが効かせて補えるし、そう長くない路線の搭乗なので、座席間隔に特に問題は感じなかった。


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ヘッドレストカバー裏には広告が。こういうのは飛行機じゃなかなか見かけないような。

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窓。大きく、綺麗に手入れされているよう。

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読書灯はあるが、USBポートなど充電設備はない。

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離陸後、しばらくしてベルトサインが消えた時、CAさんが機内食を振る舞ってくれた。
紙パックのお茶とチョコレート。早朝便ではチョコではなくパンが配られることになっている。

ANAJAL同様のFSC(フルサービスキャリア)でありながらLCC並みの価格を実現するFDAだけど、機内食が全員に出るサービスとは驚いた。


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この日は天候もよく、スムーズな離着陸でフライトは快適だった。降り立った県営名古屋空港FDAの拠点である地、名古屋市街地へのアクセスも悪くない。地方に住む方や、僕のような地方移動が多い旅行者には手軽に利用しやすい航空会社だと思う。

搭乗に携わるスタッフのサービスなどについては、ネットでは賛否があるよう。フルサービスキャリアの航空会社とは空気感が少し異なるかもしれない。ある種の親しみやすさのようなもので、個人的には肯定的に捉えられた。

搭乗人数の少ないフライトで、CAさんと少し談笑、飛行機のカードもいただいた。
CAさん「ぜひ全色コンプリート目指してください」。飛行機は全部で16色ある。あと15色、頑張ろうかな笑。


今回はこの辺で。


 

 

 









 




ドイツ アウトバーンを走る!―後編―

ドイツのアウトバーンをドライブしてきた話 後編。

 

 

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クルマの観察が終わったので、とりあえず試運転をしてみることに。人気がない駐車場で、ぐるぐるテストドライブだ。
日本車とは違う、左ハンドルMT。これはなかなか刺激的で運転が楽しい。

なんとなく慣れたところで、ドイツ・フランクフルトの中心地へ走り出した。人や車通りが多い。前の車を真似て、慎重に慎重に...。

 

 

 

左ハンドル、右側通行であることに注意すれば、運転は難しくなかった。

道路標識はわかりやすいものばかり。日本でも見かける色合いのものも多い。

道路の案内板は、Bahn(バーン/"道"の意味)だけ知っていれば、ローマ字読みでもわかる。

日本の道路と同じで一安心。クルマのルールは世界共通、それがコレほどありがたく思ったのは初めてだ。

 

 

出発から程なくして、アウトバーンに入った。

 

 

やってきましたアウトバーン

いよいよアウトバーンを走る。

 

走り方は、日本の高速道路と同じだ。
中央寄りが追い越しレーン。途中にサービスエリアが設けられていて、お手洗いやコンビニ、ガソリンスタンドがある。施設も雰囲気も日本と同じ。日本の高速道路はアウトバーンに倣って作られたので、当然と言えばそうなのだけども。

 

 

制限速度がない区間は本当にあった

速度標識が全くなく、制限速度がない。

クルマはみな130km/h以上で走っている。追い越しレーンは200km/h以上だろうか。ポルシェ、BMW、ベンツなど、セダン、クーペ、高級車、運動性能の良い車が、我がフィアットちゃんを追い越していく。

そして、道路の線形がとても良く、とにかく走りやすかった。日本の高速に比べてカーブが緩やか。荒れた道や路面の凹凸が少なく、至極走りやすい。これには驚きだ。

 

 

ドイツ中に張り巡らされているこの道路網、なんと通行料は無料

通行料タダで、国内どこへでも行けてしまう。日本とは全く異なるクルマ社会の展開。これには驚いた。

 

 

そしてもう一つ、驚いたこと。それは制限速度を守る人の多さ。すなわちマナーが良い。

途中、減速区間があったのだが、みなきちんと守る。200km/hで走っていた車も、制限60km/hならスピードを落とす。前の車がいなくともだ。

 

煽り運転はないし、クラクション鳴らされればスッと譲る。2日間走った中で、そういった小さな小競り合いは感じられず。こういうところはぜひ見習いたい。みな運転が上手く、スマートだ。

 

 

夜の霧の中を130km/hでかっ飛ばす。

1000ccちょっとしかないFiat500では、これくらいのスピードが精いっぱい。加速力もそんなにないので、真ん中または端っこのレーンで、ノロノロ走る。それでも130km/h以上はキープ。エンジン唸らせ130キロ走行、ちょっと怖い。

こんな感じで2日間で800km、アウトバーンドライブを楽しんだ。

 

 

海外はMT車の比率がまだまだ高い。レンタカーでは、AT車は指定しない乗れないと思っていい。

車の平均速度を考えると、MT車でも快適なんだろうな。日本のように高速は有料、狭く細い路地と、信号間隔が短い国ではAT車が普及する理由がわかる。

 

 

ガソリンスタンドにて

返却前に、ガソリンスタンド(独:Tankstelle(タンクシュテレ))へ立ち寄った。

さすがはドイツ、ガソリンスタンドはあちこちにある。給油場所に困ることはなかった。

 

 

給油できるのはディーゼル燃料と、ガソリンが数種類。

「Super95」「Premium102」「Super95 E10」とか名前があるのだけど、大事なのは数字。95とか102とか、100に近い数字、これはオクタン価を示している。

 

オクタン価95は日本で言うレギュラー、ハイオクは98~102。Eが付いているものはバイオ燃料混合だ。

そのクルマに合ったオクタン価のガソリンを入れればいい。

クルマの給油口の辺りに書いてあるので、それを見てガソリンを入れる。入れ方は日本車と同じだ。

 

セルフ給油方式だから、完了したら店内でお支払い。カード払いが便利で早い。

 

 

こうしてアウトバーンドライブは終了。無事故で車を返せたことにまず一安心。

 

一応、万一のことは事前に調べておいたし、WiFiも持ち歩いていたので、事故や盗難時にそれなりに動ける準備はしていた。とはいえ、実際に起きたらかなりメンドクサイはず。お金はかかるし旅程は全て崩壊するだろう。

また、イタリア車ということもあり、故障も少し心配ではあった。何事もなかったこと、そして800km頑張ってくれたフィアットちゃんに感謝。

 

 

あと1つ気になっていたのが、目的地での駐車場問題。これは路駐でOKだった。

駅前などの繁華街を除いて、どこに行っても駐車場が併設されていた。ない場合は路肩に縦列駐車するのが一般的だ。それができる道幅があるし、そういう交通文化が浸透している。

この縦列駐車、慣れているのか皆上手い。切り返し少なく出し入れするし、車間もちょうど良く綺麗に整列させて止めていた。ドイツの方たち運転技術にびっくり。

 

 

 

 

アウトバーン走行、なかなかの冒険だったけど、とても楽しかったし満足度は高め。速い車を借りて、ぜひまた走りたい。

でも、初めてのひとり海外の渡航3日目にすることではなかった。緊張と疲労がとんでもなく、調子に乗ったなと反省(笑)。ぐったり疲れてこの日は終了でした。

 

 

 

「越野Shu*kura」で日本酒を呑みながら旅をする

JR東日本が運行する、越野Shu*kura(こしのしゅくら)の乗車記。

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JR東日本の「乗って楽しい列車」シリーズのうち、お食事がお目当てになる列車がいくつかある。そのうちの1つがこの越野Shu*kuraだ。
越野は文字通り新潟や上越を指し、Shu*kuraは酒蔵から付けられている。「新潟で現地の地酒を呑みながら旅しない?」というJRからの新たな提案なのであります。


そんなShu*kuraに乗車してきたので、車両紹介とレビューを綴っていく。


 

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まずは車両紹介から。
使用車両はキハ40系。所属先は新津運輸区、新潟地区からキハ40系がいなくなったため、新津に所属する唯一のキハ40系となっている。
車両は専用に改造された3両が充てられている。Shu*kuraは列車名であり、この編成の愛称でもあるのだ。
車内の構成は1・3号車が座席車、2号車がカウンターとフリースペース。乗客は1・3号車に着席するようになっている



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各車紹介。まず3号車から。
3号車は座席車。普通車グリーンのような座席が並んでいる。椅子は新規作成なのか流用なのかは不明。この形、どこかで観たような気がするのだけど...。
車両の端、運転席に近い側にはソファが設置されていた。こちらは指定席ではなく、利用者が自由に使えるものだ。
デッキと客室を仕切る扉は、木製の酒蔵のドアをイメージしたもの。これはShu*kuraすべてでそうなっている。演出が凝っていて、見ていて楽しい笑。


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2号車。
2号車はフリースペースと売店があり、立ち飲みできるようになっている。
酒樽や酒蔵をモチーフにしたインテリアがGood。この格子の窓もわざわざ加工改造されている。手が込んでいるなーと感心します笑。


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1号車。
ジョイフルトレインらしい、さまざまな形態の座席が並んでいる。4名掛けのボックスシート「らくらくボックスシート」、海側の窓際にセットされた2人掛け席「展望ペアシート」、海向きでパテーションで仕切られた座席「くつろぎペアシート」の3種類。座席タイプがいくつか用意されているのは良いですね。

この1号車の座席は旅行商品として販売されており、日本酒とお食事、乗車券がセットで売られている。お値段は乗車区間や時期にもよるが、おおよそ1万円に届かないくらい。これが高いのか安いのかは乗って確かめるべし。


ということで、今回はこの車両に乗車。座席は海向きで海側にある2人掛け「展望ペアシート」を選んだ。





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列車は定刻通り発車。
するとすぐに、ウェルカムドリンクの選択を求められる。

ウェルカムドリンクは、日本酒かソフトドリンクを選ぶ。このドリンクによって、料理の提供メニューが異なるので注意が必要だ。
つまり、日本酒を選べば飲み比べコースだが、ソフトドリンクを選べばノンアルコールとお土産のコース。お酒は売店で買うしかなくなってしまう。飲酒目的なのでそれは避けたい。


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もちろん選んだのは日本酒コース。
食前酒を頂いた後、お料理と日本酒が運ばれてきた。この日のメニューをまとめると以下の通りだ。



●ウェルカムドリンク:柏露酒造「発砲純米酒 柏露花火」

大吟醸酒(桝酒):頸城酒造「純米大吟醸 越路乃紅梅」

●オリジナル酒:君の井酒造「大吟醸酒 越淡麗 オリジナルラベル」

●食事
・お酒の"あて":御塩
・鮭ときのこのチーズ焼き
・長ネギの豚肉巻き 〜かんずりトッピング〜
・かきのもとちらし寿司
・カリフラワーの天ぷら
・抹茶のパンナコッタ


美味い。日本酒に合うようにか、全体的に少ししょっぱい。だが、日本酒を呑みつつ少量を少しずつ口に運んでいただくため、しつこさや飽きは来ない。料亭のお料理のごとく一品一品丁寧に作られており、普通にただただ美味しかった。

オリジナル酒はお持ち帰り可能。また、お土産に列車オリジナルの御猪口が1つ付いている。加えて、2号車売店では別料金で利き酒が楽しめる。自分は運ばれた日本酒で酔いが回ってしまったので利用しなかったけど、日本酒好きな方にはそちらもオススメだ。


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列車は上越妙高を発車、信越本線を北上して直江津から日本海側を走る。海を見ながら徐々に酔っていくのが最高に気分良い。途中、停車時間が長い青海川駅でホームに降りてみた。

Shu*kuraにいくつか設けられている停車駅。それぞれのホームにはShu*kuraの歓迎モニュメントが設置されており、記念に1枚。それにしても、1つの観光列車なのに力の入れようが...すごい笑。



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乗車したのは信越本線区間。であるからか、線形やレールの状態がよく、揺れが少なく悪酔いしなかったように思う。
コスパ、費用対効果については、個人的には◎。美味しいお酒とお食事、そしてお土産までいただき、お酒好きとしても鉄道ファンとしても満たされないわけがない。美味しく楽しく心地よい乗車旅を過ごせて大満足でありました。


www.jreast.co.jp





今回はこの辺で。

 




 








 




ドイツ アウトバーンを走る!―前編―

ドイツのアウトバーンをドライブしてきた。

 



制限速度がない道路、それがドイツにあるアウトバーンである。

アウトバーンとは高速道路のことで、ドイツ国内に張り巡らされている。

 


ドイツに行くなら走らないで帰るわけには行かない!ということで、レンタカーを借りて走ってきた。

 

⚫︎マイプロフィール

・第1種普通自動車免許(限定なし)

・免許取得して4年くらい

・運転大好き、MT車の運転OK

・初海外&外国車乗ったことない

・ドイツ語全く知らない

 

こんな状況の筆者が、アウトバーンを走った体験談を綴っていく。

 

 


 

渡航前にできる手配は済ませよう。

 

まずは、国際運転免許の取得

これはないと話にならない。免許センターで2350円で発行。ふらっと行って当日発行できた。簡単お手軽でイイ。

 

 

次に、レンタカーの手配

これも日本で済ませるのが楽でイイ。どこの会社が良いとか知らないから、とりあえず有名なところ、Hartz(ハーツレンタカー)で予約。

 

 

借りられるクルマのラインナップを見ると、日本でも見かける輸入車ばかり。

Volvoとかワーゲン、フォード、変わり種はオペルくらいか。フランクフルト中央駅のお店に指定して、予約完了。

 

 

 

あとは、アウトバーン走った体験記のブログを読み漁って、心の準備(笑)。心配事は尽きないけど、やってみるっきゃねぇ。

 

 

当日。

初海外だった筆者。

渡航3日目でレンタカーを借りるのはさすがに暴挙過ぎたかもしれない。そんなことを感じながら、フランクフルト中央駅にあるレンタカーの店舗へ向かった。

 

お店はわかりやすい位置にあった。駅のメインで入り口入ってすぐのところだ。Googleマップも優秀なので、ここまではすんなりと。

お店は他のレンタカー会社と合同でやっている感じ。ハーツのスタッフは別のお客さん対応でここにはいないと言われ、30分くらい待つ。ワンオペ...?

 

 

 

 

さて、スタッフがやってきた。日本で印刷してきた予約内容表を見せたからか、スムーズに手続きが進む。

スタッフの方はみな話す前にGermany or English?って訊いてくれたので、拙いながらも意思疎通は図れたように思う。日本にはない感覚。

 

鍵を渡され、駐車場の地図そ見せられる。あ、自分で向かって乗って行って良いのね。

幸い、車が止めてある立体駐車場は駅の隣りで、泊まってたホテルの目の前のよう。入り口がわからず何周かしたけど、何とか駐車場ビルに入って古めかしいエレベーターで上層階へ。

 

 

そして対面したレンタカーがこちら。

 

 

お前かい!!

 

イタリアのメーカー、Fiatが作ったFiat500。仕様は、ハイブリッドモデルのMT車だ。

予想外のクルマにびっくり。ドイツにいるのにドイツ車じゃないんかい。

そんなわけで、可愛いフィアットちゃんとの旅がスタート。

 

 

 

クルマに乗り込む。

 

とりあえずクルマの勝手を調べるべく、手当たり次第いじってみる。
ナビの言語は英語にしたけど、英語でも困るのでスマホに頼った。
USBソケットがあったので、充電も可能だ。

 

運転方法や操作スイッチなどは日本車と同じ。考えたら当たり前なんだけど、異国の地では規格が一緒というのが嬉しい。安心するポイントなんだよね(笑)。

 

 

オープンモデルだから屋根も開けてみる。電動幌になっていて、スイッチ1つで開け閉めできた。

日産フィガロとかパオみたいな、スタイリングが良いとは言えないタイプのオープンカーだ。屋根開けるのって外国では普通で、日本ほど珍しいもの見たさな目で見られないのがイイ。

 

個人的に初めて乗ったイタリア車。遊び心が満載で、見ても乗ってもいじっても楽しい。クルマ大国ドイツで、イタリア車を体感する(笑)。

 

 

 

ひとり旅には充分で最適なクルマだ。同乗者はいないし、荷物も乗る、ハイブリッドだから燃費も多少はイイはず。
これから、ドイツの南端まで片道350kmほどのクルマ旅。2日間よろしくお願いします。

 

 

 

 

後編に続く...

 

 

 

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TOMIX SL銀河(C58-239+キハ141系700番台)が入線!

TOMIXから発売されたSL銀河が入線した。

 

SL銀河は、JR釜石線を走っていたSL列車だ。東日本大震災の復興支援として、2013年に運転を開始した。

静態保存だったSLを復活させたうえ、客車は気動車を購入。文豪 宮沢賢治氏の故郷であることから、「銀河鉄道の夜」をモチーフとしたコンセプトを設定し、特別な客車が仕立てられた。

これらに加えて沿線のSL用施設の建設や、運転士や整備士の養成など、かなり大掛かりな投資がいるプロジェクトだったが、無事に運転開始する運びとなった。

 

 

運転開始から早10年。列車は大変人気だったものの、客車の老朽化を理由に2023年夏に引退。

引退が近づく2023年春、この列車を模型化することをTOMIXが発表。発表から半年の期間を経てようやく市場へ、そして我が家にやってきたのでした。

 

www.tomytec.co.jp

TOMIX  キハ141系700番

www.tomytec.co.jp

 

SLと客車はそれぞれ別売り。限定品などの形でまとめ売りはされなかった。

5両で定価約4万円。値段はちょっとお高め。

客車のケースにSLを収納できるよう設計されている。

 

まずはSLから。

TOMIXでは初の製品化となるC58型蒸気機関車。SLのディティールに詳しくないから触れないが、プロポーションはとても良い。

実車の走行シーンを再現しており、実車同様に外装は光沢があり、機関士が顔を出す窓は開いた状態になっている。

 

 

 

客車。

まずは製品化に感謝👏。この豪華かつ複雑な外装を見事に模型に落とし込んでくれた。

実車では立体的な装飾が印刷になってる...といった不評もあるみたいだけど、僕としては1/160サイズで手元に置けるだけでも嬉しいのです。

 

 

ぱっと目を引くこの塗装、とても美しく印刷されている。

また、造形の良さは言うまでもない。50系やキハ143系の製品化時に評価されていたそれがしっかり現れている。特徴を捉えていてカッコイイ。

色分けも、実車の雰囲気がムンムンで良い感じ。デビュー当時の姿を再現しているとのことで、忠実に屋根まで真っ青。

模型は上から見ることが多いから、この屋根色は目立つ。多少の違和感はあるけど...実車に忠実ならまぁいいか。

 

 

 

ライトはLEDで明るく美しく点灯。先頭車はTNカプラーが標準装備で、見た目がイイ。

車内の表現にも力が入っていて、実車のシートやフリースペースなどが再現されている。パーツは座席の色味の臙脂色が用いられた。

 

 

 

急勾配を登るSLの補助動力として、気動車のまま客車されたキハ141系700番台。

模型ではそれに則ったのか、モーターを積んで製品化されている。写真の車両、青が濃い塗装のキハ143-701がM車だ。

 

客車にもモーターがあるとはね...。
歩調を合わせられるのは、ありがたいようなメンドクサイような仕様。一応、モーターだけすっぽり抜くことはできるので、非動力化は簡単にできる。

 

が、そうした場合、M車の床下自体が金属製で重たいために、SLのモーター1両だけではスムーズに走ってくれない。SLにかえって負担がかかる。

プラ製床下パーツを調達して完全なT車にするか、M車にしたままでSLと歩調を合わせるかの2択が良さそうだ。

 

 

当区では、M車にしたまま遊んでいこうかな。まぁ実車のキハ141系は単独で走ったりもしてたからね。牽引機によってイチイチ歩調を合わせるのはちょっと面倒だけども、T車に改造する気力がないので(笑)。

 

 

 

暖色の室内灯を入れた。できる限り再現された車内も、これで映える。

 

 

あと最低限イジりたいのは連結器。中間車に標準装備されているのはアーノルドカプラー。連結間隔が広いし見栄えも悪い。

これにあったTNカプラーに交換したい。調べてみると、どうやらJC6384だけが適しているよう。

 

このカプラー、最近(2022年)に出た新しい製品。他製品への汎用性が高くなく、そんなに数が出回ってない。

ネットや店を周ったがすでに品切れ状態、6月頃の再生産待ちということに。こういうところなんだよなぁ...。とりあえず、レイアウトデビューはそれまでお預けかな。

 

 

 

総評。

とにかく製品化してくれたことに感謝。違和感なく模型になっているし、よくある塗装乱れなどもなく、しっかりした出来栄えで嬉しい。

不満を言うなら、カプラーの再生産も同時にかけておいてくれると嬉しかった。

長くしっかり手元で愛でていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

ANA LOUNGE体験記 羽田空港第3ターミナルにて

羽田空港第3ターミナル ANA LOUNGEを利用してきた。

 

羽田空港第3ターミナル(旧 国際線ターミナル)にあるANA LOUNGEANA、またはANAも加盟するスターアライアンスの航空会社に搭乗する場合、利用できるラウンジだ。

 

利用できるのは大雑把に言えば、航空会社の上級会員、またはビジネスクラス以上に搭乗する者。今回はビジネスクラスを利用して、プレミアムな空間にお邪魔させてもらった。

 

 

 

 

第3ターミナルの3階、110番ゲート付近にあるANAのラウンジ。ファーストクラスや超上級会員はANA SUITE LOUNGE、それ以外はANA LOUNGEへ入場できる。

 

受付の方に搭乗券を提示して入場。

入場したらWiFiを繋ごう。ショッピングや料理のオーダーはスマホから行うシステムになっている。

 

 

 

広々としたラウンジ。

区画ごとにインテリアが異なり、また座席も様々なタイプがある。ほとんどの座席がコンセント完備。仕切りで囲まれてプライベート感がある座席も多くて嬉しい。

 

適切な室温に保たれた室内には、ゆったりとした音楽が流れる。インテリアや空気感はさながら高級ホテル。出発までゆっくりとくつろぐことができる。

 

 

ドリンクバーには、ソフトドリンクだけでなく、お酒やビール、おつまみなども並ぶ。

軽食はうどん、そば、ラーメンが頼めるヌードルキッチンと、いなり寿司やから揚げといったメニューが並んでいた。軽く小腹を満たすには充分だ。

 

せっかくなので豚骨ラーメンを注文。なかなか美味い。

もちろんラーメン屋さんのそれには及ばないのだけど、軽食として美味しくいただけた。

ただし、長いフライトでは食べることが楽しみの1つになる。機内では体を動かさないので、食べ物をお腹に詰めるのみ。ここでの食べ過ぎには注意をしておきたい。

 

 

ラウンジはシャワー室を完備、仮眠スペースまで用意がある。

休息をとる人、ここでリラックスしてから機内へ向かう人、くつろいだ後にしっかり身支度を整えて向かう人などなど...多くの人の要望に答え、そしてくつろぎの場を提供する。それがホテルやラウンジの良さで役目だろう。それに不足なく答えてくれるのがイイ。

 

ただどうしても、時間帯によって混雑してしまう。僕が訪れた時間はシャワールームは満室で、待機の列ができていた。こればかりは仕方ない。

 

しかし、人が多くても、ラウンジ利用者は思慮分別がある大人ばかり。決して騒がしく賑やかになることはない。喧騒から離れられる、これは上級クラスや高級サービスを利用する醍醐味の1つだ。

それを充分に味わって、搭乗機に向かう。旅のスタートにふさわしい、良い時間を過ごさせてもらった。

 

 

 

 

 

 

SLばんえつ物語 展望車付きグリーン車に乗ってきた

JR東日本の「SLばんえつ物語」。グリーン車の乗車記。



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磐越西線の「SLばんえつ物語」。1999年から運転される人気列車だ。

C57型蒸気機関車が12系客車7両を牽き、新津〜会津若松を往復するこの列車。現在走るSL列車の中では運転距離、牽引車両数ともトップ。長年継続して運転されている稀有な列車なのであります。
モダンな雰囲気のカラーはオコジョ塗装と呼ばれるもの。2度目のリニューアルが行われ、2013年頃からこの塗装になり、グリーン車を新設。

今回は、そんなばんえつ物語号のグリーン車に乗ってきた。車内探検・乗車記を綴る。




 

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♢車内データ(2024年現在)
座席:2+1配置
シートピッチ:1200mm程度
快適装備:リクライニング
テーブル:ひじ掛けに収納
コンセント:無
車内販売:無(4号車に販売カウンター有)

 

内外装とも大正モダンなテイストで統一されたオコジョ車両。車内は絨毯敷きとスェード生地の座席が並び、オレンジの照明が暖かい雰囲気を醸し出している。とってもオシャレだ。

12系なのに車内が新しい...のは、車体だけ新製して載せ替えたから。12系客車のオリジナル要素を期待するとガッカリするかもしれない。それだけグリーン車に力が入っているということだろう。

 
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座席。

肉厚で幅があり、大型のどっしりした座席が用意されている。シートも肘掛けも幅広で、3列配置という贅沢な仕様だ。椅子というより、完全にソファ。

 

座り心地はフカフカ...とまではいかないけど、ちょっとした沈み込みはある。ちょっと硬い感じのソファ席な印象。
また、背もたれは窪みがあるけど、ほぼストレートと言っていい。枕もなく、背中の形に沿って曲がっていないため、どうも姿勢を取りにくかった。レッグレスト・フットレストもないし...。正直、長時間乗車には厳しい。



まぁ、グリーン車と言っても普通車グリーン料金だし、利用者限定の展望車、4号車にはラウンジカーもある。気分に合わせて座り変えれば良いかな。
ラウンジ利用権とセットだと考えれば充分だけど、見た目に対してこの快適性はガッカリ。客車にコンセント全席配備を求めるのは酷だとしても、座った時の心地よさは欲しかったな。

あと、窓が嵌め殺しで開かない。これはちょっと意外でした(笑)。空いた方が風情あって好きなんだけども...。SLサウンドと各所から煙が舞い込んでいたので、風情に欠けることはなかったです。

 

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こちらはグリーン利用者専用の展望ラウンジ。

ガラス張りの展望室は、景観抜群。乗車した新潟方面行きはSLが目の前、逆方面なら後方展望が楽しめるだろう。今回は、景色とSLの迫力を同時に楽しむことができた。

また、SL関連の品も展示されている。列車の中とは思えないようなインテリアで、とてもオシャレだ。



 

 

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乗車した列車は、新津行きの下り列車。
15時27分に会津若松駅を発ち、18時43分に新津駅へ到着する。SL列車に3時間を超えるロング乗車ができるのは嬉しい。貴重な機会であります。


乗車中は、機関車の息遣いや機械的な動き、連結の遊びによる揺れや空転など、全てが伝わってきた。スムーズで快適、ではないが、それこそが醍醐味だろう。

また、日が沈み暗くなると、車内の雰囲気が一変。インテリアの陰影がはっきりと表れ、間接照明が優しく車内を照らす。SLの息遣いと客車らしい軋む音が聞こえ、ゆったりした時間が流れていた。

磐越西線の別名は「森と水とロマンの鉄道」。ロマンとは何かわからないけど、旅情をかきたてるような演出は大歓迎。とても心地良い乗車旅を楽しむことができ、総じて大満足な乗車になりましたとさ。

 






【過去画】EF65-1118の黒磯訓練

過去の写真から。EF65-1118号機が牽引した黒磯訓練の話。

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試9502レ EF65-1118+24系6B 黒磯訓練 @古河
EF65-1118牽引の黒磯訓練。

尾久車両センターにたくさんいた24系。適当に(?)繋ぎ合わせて乗務員訓練列車がしばしば走っていた。黒磯までを往復することから黒磯訓練と呼ばれていた。

充当はEF81がほとんどなのだが、稀にEF510EF65が担当することも。この日は1両だけで人気が高かった1118号機ことレインボーカラーが牽引。客車には珍しく食堂車スシが連結され、界隈が湧いた記憶がある。


黒磯訓練は今や電車で走る時代に。
そして客車も機関車も風前の灯。写真の撮影から10年経ってないんだけどね。懐かしい。


今回はこの辺で。

 

 

 


 







 




E2系 やまびこの普通車に乗る

JR東日本 東北新幹線E2系「やまびこ」号の乗車記。

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1996年デビューのE2系。平成時代のJR東日本新幹線の顔とも言える形式だ。
現在(2023年12月時点)も現役なのは、2002年に「はやて」としてデビューした1000番台。だが、こちらでも廃車が進行中。主に「やまびこ」や「なすの」号として活躍中のE2系1000番台に乗車したレビューを綴っていく。



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車内。
シンプルなインテリアに目を惹く色味の座席が並ぶ。座席モケット柄は複雑な模様で、奇数号車は緑とオレンジ、偶数号車は紫と青をメインに用いた色味をしている(写真は奇数号車)。

座席のシートピッチは980mm、新幹線普通車には一般的な広さでくつろぐには充分だ。
うーん、とてもノーマル。座り心地は悪くないし、特別に素晴らしくもない。車内インテリアもそうだ。
というのはおそらく...この座席の元設計は2000年初め。これが基準となって今の新幹線や特急の快適な座席があるのだろう。そういう意味では個性を感じられなくて良いのかな。
経年劣化は感じられるものの、くたびれ感は少ない。それはE2系より前に出た車両にはなかったんじゃないかと思います。


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E2系の特徴的なポイントは2つ。座面スライド機構と大きな窓だ。
座面スライドは、座面が前後するギミックのこと。リクライニングとは別で独立して作動するため、お尻のクッションを好みの位置に合わせられる。
この独立タイプは400系で初めて採用され、200系リニューアル車やE2系でも導入。以降は、スライド機構がなかったり、リクライニングと一体になったりだ。すなわち、2000年初め頃の車両に特有の装備といえる。

もう一つの特徴が、大きな窓。座席2列につき1枚の割り当てで、車内の解放感と明るさアップに大きく貢献。歴代の新幹線車両と比べても、この窓サイズはトップ3に入るだろう。
ちなみに0番台では、一般的な座席1列に正方形型の窓1枚の配置。1000番台でなぜここまで大きな窓が採用されたかは不明だが...デビュー当時はE1系E4系、400系など窓が大きい車両が活躍していた時代。その流れに乗ったのかもしれない。




東北新幹線の八戸延伸時、最速達列車「はやて」のデビューから20年以上。最終増備が2010年なので、若い車両でも今年は14年目の活躍。
これは新幹線車両としては長い方。後継車種のデビューも控えているので、なるべく接点を増やしていきたい車両の1つでありますね。



今回はこの辺で。

 

 

 




 






 




鉄道会社の有料撮影会はなぜ増えたのか

鉄道会社が公式で行う有料撮影会について。

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近年増えてきた、鉄道会社が公式で行う有料制のイベント。撮影会から業務体験まで内容は本当に様々。これに関して、メリットとデメリットを考えてみたい。




まずはデメリット。
これらイベントで共通するのは「有料」「定員制」「少人数」だ。これらはデメリットになりうる。
お金かかるし、定員以上は参加できない。撮影会や業務体験は、これまでは車両基地公開などで体験できた。それが有料になるのはデメリットと言えるだろう。

続いてメリット。
まず、有料だからできることが増える。主催者側の収入になるし、それに見合ったものを提供しないと成り立たないからだ。
そして定員制で少人数だから現場が荒れることもなく楽しめる。近年はマナー違反が増えたので、慎ましく楽しめるのがイイ。

有料になったことは賛否ある。オタクは金を出し渋らないことに気づいた鉄道会社が貪ってる、などと切り捨てる意見も多いのだが、僕個人では有料になって良かったと思っている。


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なぜなら、これまで車両基地公開で楽しめたそれらは、鉄道会社側のサービス精神でしかなかったから。だからイベントごとに力量も違いが現れたりしていた。でも無料だから文句は言えないし、やってくれるだけでありがたいものだった。
しかし、有料になったのなら話は少し変わってくる。参加者はお金払うのだからそれなりのものを求めることができるし、主催者側もそれに応えようと配慮してくれる。他社から車両を借りてくるとか、すごい場所を見学できるとか、有料だから出来ることは多い。お金を払って対価を受け取る、経済の原点に戻るような話だけど、良い流れだ。


こうした撮影会が増えた背景は、コロナ禍とマナーの悪化があるだろう。コロナ禍で、大人数を集めるイベントは控えなければならなくなった。また、人の移動が減ったことにより交通機関はどこも減収が続いており、主力事業以外で増収を目指す企業が増えた。これは鉄道以外、航空業界などでも見られる動きだ。そしてマナーの悪化。罵声にはじまり子供取り上げ事件など、警察沙汰になるような事案も出てきた。こういった事情から、有料イベントが増えたとされている。
主催者、参加者の双方にとってWin-Win...かどうかはわからないけど、無料開催の時代に比べたら良いのではないだろうか。




僕も過去3回、有料イベントに参加している。勝田車両センターの特急撮影会、豊田車両センターの201系撮影会、そして旧田町車両センターでのEF65撮影会だ。
いずれもオタクの期待を大きく超えてくるイベントだった。停止位置や光線状態、車両配置などあらゆる部分に配慮していただき、良さげなお土産まで貰った。いずれも大変素晴らしいイベントで、良い思い出になった。


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お金があるからできること。
これからも素晴らしいものを企画いただき、オタクの財布をどんどん痛めつけて欲しい(笑)。