鉄道
ちょっとマイナーな貨物列車の話。貨物列車は、文字通り貨物を列車なだが、その貨物は様々。一般的で数が多いのはコンテナや液体輸送のタンク車。だが貨物列車にはもっと種類がある。企業が運営するものからその地でしか見られない列車まで、独自の形態や進…
東海道本線で運転されているホームライナーの1つ。ホームライナー浜松の乗車記。 朝晩の通勤時間帯に運転されている快速ホームライナー。特急型車両で運転され、運賃に格安の追加料金で乗ることができるというお得で快適な列車だ。今回は、JR東海の東海道本…
EF65の広島更新色の話。 EF65形1000番台に行われた更新工事。1990年代半ばから始まったそれは、延命や機器の更新などを目的として行われた。更新車は未更新車と見分けるべく塗装が改められ、新たに更新色と呼ばれる車両群が登場した。工事が行われたのはJR貨…
模型で遊んできた。往年の寝台特急あけぼの号の話。 1970年10月に運行を開始したあけぼの号。2014年まで40年以上運転された列車で、東北方面夜行列車としての歴史は長い。晩年のイメージから言えば、牽引担当はEF64とEF81。だが、長い歴史と経路変更を繰り返…
JR四国のキハ54形について取り上げてみたい。 キハ54は、国鉄民営化直前の1986年にデビューした気動車系列。北海道と四国にいるのは、境遇が似て(非電化で営業係数が低い路線が多い)おり民営化後の経営難が予想されたため、共通設計で製造されたため。言わば…
過去の写真が出てきた。特急きのさきの話でも。 特急きのさきは、京都から城崎温泉までを結ぶ列車だ。山陰本線だけで完結する特急列車で、系譜を辿ると歴史が長い列車だ。「きのさき」に名称が統合されたのは1996年、国鉄183系が投入、その後287系・289系に…
JR東海の373系。373系で運転される普通列車の乗車記。 特急も普通列車もイケるコンセプトとして開発された車両はいくつかある。有名なのが国鉄117系や185系。そしてこの、JR東海の373系だ。373系は飯田線の特急伊那路(いなじ)や身延線の特急ふじかわ、東海道…
719系「フルーティアふくしま」に乗ってきた。
東海道新幹線での車内販売が終了するという話題。 全国で相次ぐ車内販売の終了。背景には駅のコンビニや売店が増えたことによる売り上げの低迷、人手不足などがあるとされている。JR東海の東海道新幹線では、2023年10月いっぱいで普通車・自由席の車内販売を…
JR東日本の数あるジョイフルトレインの中の1つ、485系のNO.DO.KAについて。2001年に登場した485系「NO.DO.KA(のどか)」。新潟車両センター所属、3両編成で展望車付きのジョイフルトレインであります。元あったジョイフルトレイン「シルフィード」の改造によ…
秘境路線の1つ飯田線。飯田線を走る特急 伊那路(いなじ)の乗車記。 愛知県の豊橋から、長野県の辰野までを結ぶ秘境路線 飯田線。特急伊那路は、豊橋駅から途中の飯田駅までを結んでいる。沿線の活性化を目的に、飯田線に特急が登場したのは1996年。使用車両…
修学旅行列車について。学校行事の1つとしてある修学旅行。出発地から目的地までノンストップ、乗り換えなしで行ける方が良いことから、貸切のバスや列車で行われるケースが多い。鉄道が修学旅行の足となる場合、車両だけ貸し切る、近隣校とまとめて修学旅行…
JR弥彦(やひこ)線の弥彦駅に行ってきた。弥彦線は、新潟の県央を東西に走る路線だ。信越本線 東三条駅から、上越新幹線 燕三条駅、越後線 吉田駅を経て弥彦駅までを結んでいる。弥彦線の西の終点が、弥彦駅。1916年に私鉄 越後鉄道が吉田~弥彦間を開業、同…
JR九州の特急「ハウステンボス」。グリーン車乗車記。 特急ハウステンボス。その名の通り、テーマパークであるハウステンボスへのアクセス特急で、同園が開業した1992年から運転されている特急列車だ。博多駅を発着、長崎県のハウステンボス駅までを結んでい…
食堂車をイメージしたレストラン。東京駅にあるSTATION RESTAURANT THE CENTRALに行ってきた。東京駅の地下街、グランスタ東京。食堂車風のレストランはその一角にある。お店の名前は「STATION RESTAURANT THE CENTRAL(ステーションレストラン ザ セントラル…
JR東日本 奥羽本線(山形線)の719系5000番台。東北の各地で活躍していた719系。その多くがすでに引退している中、現役で活躍を続けるのが山形線の5000番台であります。運転区間は、新幹線と並行する福島~新庄。この区間は新幹線に合わせてレール幅が広くなっ…
東京メトロ千代田線の北綾瀬駅を訪れた。綾瀬駅から車両基地まで伸びる引き込み線上にある北綾瀬駅。当初は駅が無かったが、沿線需要が高まったことから1979年に開設。綾瀬〜北綾瀬間は、千代田線の支線として営業を開始。路線長わずか2.1km、支線用の3両の…
過去の画像から。国鉄DE10型ディーゼル機関車。本務である入れ替えから貨物や臨時列車をこなす汎用性が高い車両で、JR全社や私鉄、臨海鉄道でも活躍する車両だ。老朽化により全国各地で徐々に廃車が進んでいるDE10。営業路線で貨物を牽くシーンはもともと少…
JR東海の213系。213系の乗車記と、秘境路線の飯田線の旅。国鉄最後の車両形式として知られる213系。瀬戸大橋線に向けた車両として開発が始まり、211系をベースに計65両が製造された形式だ。2ドア、単編成、1M方式などなど特徴的なポイントがいくつもある。形…
JR貨物のEF510型電気機関車。九州仕様の300番台を取り上げたい。EF510は、2004年から運用されている交直流対応の電気機関車だ。0番台が2004年にJR貨物でデビュー。500番台は2010年にJR東日本でデビューしたが、16年にJR貨物に移っている。よって現在はJR貨物…
E353系あずさ・かいじ 普通車の乗車記。E353系は中央線の特急車両だ。2015年に量産先行車が登場、2017年に営業運転を開始。フェラーリなどで知られる奥山清行氏がデザインを担当。高運転台やあずさパープルを継承しながらも、その斬新な顔つきで話題になりま…
ちょっと変わった名前の駅の話。会津鉄道 塔のへつり駅を訪れた。塔のへつり駅は、福島県の南会津郡にある会津鉄道の駅だ。まず、「塔のへつり」とは、駅近くにある観光名所の名前である。長い年月をかけて自然が造り出した美しい渓谷を見ることができ、近隣…
昔の写真から。ホームライナー鴻巣(こうのす)・古河について取り上げてみる。通勤時間帯に運転されるホームライナー。快速扱いのため停車駅が少なく、特急車両で運転されるためほぼ確実に着席できる。乗車券に300円程度のライナー券を買うことで乗車でき、大…
JR九州 筑肥線で活躍する103系に乗ってきた。103系1500番台は、1982年に登場した形式だ。1964年から製造される103系の中では末期に登場した番台にあたる。当時の国鉄では201系や203系などの新形式の製造が行われていたが、筑肥線の路線の輸送密度と車両性能…
東海道・山陽新幹線で活躍する新型車両N700Sの普通車に乗ってきた。2020年7月から営業運転を始めたN700S。従来のN700系・N700Aの進化系に当たり、外観・内装ともグレードアップした車両となっている。Sは"最高の"を意味する単語Spremeから。現代の技術を極め…
トシイチの愛称で親しまれていたEF64の1041号機のお話でも。2010年代に入り、EF64は機器更新が進んでいた。更新された車両は更新色(通称牛乳パック)に、されない車両は除籍・廃車がされていく。数を減らす国鉄色のEF64。被写体としての人気が高まるわけだが…
久しぶりに模型を走らせたので、関連して寝台特急あけぼの号のお話。かつて、あけぼの号が定期列車として運転されていた時、EF510が牽引するあけぼの号が運転されたことがあった。上野から、高崎線・上越線・羽越線経由で青森までを結んでいた寝台特急あけぼ…
EF81形電気機関車のうち、特殊な外見を持つ451号機・452号機について取り上げてみる。九州地区で活躍を続けるJR貨物のEF81。その中でも450番台は、国鉄民営化後の1991年、貨物需要増加に応えるべく登場したグループだ。"JRが新造したパーイチ"であり、いわば…
過去の画像から。かつて走っていたリゾート踊り子号を取り上げてみたい。関東で屈指の観光地として人気が高い静岡県・伊豆高原。リゾート踊り子号は、繁忙期に設定された伊豆方面行き特急列車の1つだ。全席自由席で東京や立川、千葉から発着していた。使用車…
JR北海道 釧網本線の塘路(とうろ)駅に行ってきた。北海道の道東 釧路地区にある塘路駅。釧路湿原の北側に位置し、観光列車「くしろ湿原ノロッコ」の終着駅になっている。そのためかローカル線(本線だから本当は違うけど)のひとつの単独駅にしては綺麗でお洒…