れいるのおと

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ANA B777ビジネスクラス-The Room-搭乗記

ANA  B777-300ERのビジネスクラスTHE Roomに搭乗した。

 

・搭乗便:NH109便 ニューヨーク(JFK) 12:45→羽田(HND) 17:00
・機材:ANA(全日本空輸) Boing777-300ER(JA793A)

 

 

 

♢機内データ(2024年現在)

座席:半個室タイプ
フルフラット:〇
隣席との仕切り:〇
荷物収納:〇
コンセント:〇(USBポートもあり)
機内エンターテイメント:〇(4Kモニター・日本語対応)
内言語:日本語
アメニティ:枕、毛布、アイマスク、歯ブラシ、リップクリーム、スリッパ、ミネラルウォーター、イヤホン(SONY製)
その他:ウォシュレット付きトイレ、パジャマレンタルサービス・電子サンシェード

 

 

ANAビジネスクラス「THE Room」は、2021年から導入された新しい座席だ。

 

正方形の個室には、大人2人は並べるベンチ席。椅子を倒せばフルフラットになってくつろぐことができ、仕切りも備えているためプライベート感も得られる。
4K映像を映す24インチのモニターで映画を楽しみながら、人の目を気にせず存分にくつろげる、超快適な座席なのであります。

 

モニター横の扉を開けると、小物入れポケットや鏡などが備わっており、ちょっとしたドレッサーのよう。

また、搭乗時のアメニティは日本のブランド「SHIRO」、英国のブランド「Globe and torrter」のポーチを採用。2024年現在は、アメリカのブランド「AVEDA」のアメニティが英国ブランド「ETTINGER」のポーチに入っているとのことだ。

 

小物置けるスペースに加え、収納式のテーブルも用意。各種操作系のスイッチがわかりやすい、充電コードが扉と干渉しないなど、考え抜かれた配置とデザインで、本当に使い勝手が良い。また、トイレがウォシュレット付きなのには驚きました(笑)。

 

漫喫のような座席だが、満足度は漫喫の何十倍(当たり前)。ストレスない居住性と美味しい機内食、手厚いサービスで、日本の航空会社の素晴らしさを感じ取れる搭乗となりました。

 

 

 


 

以下、搭乗記。

 

 

ニューヨークJFK空港の第7ターミナル。出発3時間前に到着し、スムーズにチェックイン。空港内ラウンジでゆっくり過ごした後、いよいよ搭乗スタートだ。



着席すると、CAさんと御挨拶をいただく。荷物や衣服のケアなど、配慮やサービスが手厚い。
機内音楽「Another Sky」を聴きながらウェルカムドリンクをいただいていると、定刻通りに機体はゆっくりと動き出した。

 

 

THE Roomの座席は互い違い、すなわち人が凹凸に並ぶよう配置されている。そのため後ろ向きになる席がある。僕は人生で初めて、後ろ向きでの離陸を体験した。
Gがお腹にかかる感じ、椅子から飛び出しそうになる感覚は、普通の離陸と全く逆で、なかなか楽しい(笑)。

 

離陸後30分くらいすると、飲み物とアミューズが提供される。カンパリオレンジを選んだ。

 

 

居酒屋のお通しのようなものだが、デザインといい味といい、とても素晴らしい。見た目に美しくとても美味しい。

 

機内食は1回。現地を昼間に飛び立ち、夕方に羽田に降り立つため、1回の機内食とその後は軽食という形で用意されている。離陸から1時間半ほど経った頃、提供が始まった。
今回は事前に和食をチョイス。CAの方が豪華な和定食を運んでくださった。

 

 

 

●メニュー

・前菜
大根と人参の林檎なます
胡麻焼き
海老地漬け
牛八幡巻き

・小鉢
ホタテ貝とアボカドの柑橘ジュレ掛け

・お造り
炙りハマチ

・主菜
カラスガレイ生姜煮

・御飯
御飯、味噌汁、香の物

・デザート
アイスクリーム/フルーツ/チーズ

 

一品一品、味が染み込んでいながらしつこくなく、とても美味しい。ここまでクオリティが高い料理をいただけるとは思わず、感動w。機内食レベル、ビジネスクラスのクオリティの高さにただただ感動を覚えたのでした。

 

 

食事が終わると、おくつろぎタイム。
機内照明を落とされるので、思い思いの時間を過ごすことが出来る。

2019年導入の最新機種なこともあり、エンジン音は小さめ。太陽を追いかける行路のフライトなので、機窓はずっと明るい。電子サンシェードで暗くし、眠りにつく。13時間の時差に体を合わせるのには、充分な空間だった。

 

 

離陸から9時間、小腹が空いたので、軽食をいただくことに。

メニューはサンドイッチや丼、おにぎり、スープ、麺、チーズ盛りなどなど。今回はカレーライス、スープ、アイスクリームと紅茶をオーダー。

 

あぁ、美味い...!

機内食カレーってなぜ美味しいんでしょうね。テイクアウト品でも人気のコレ、人気になる理由がわかる。
ハーゲンダッツアメリカ調達のものらしく、サイズやデザインが日本のソレと違う。味の違いは感じられず、美味しくいただけました^^

 

 

 

のんびりくつろいでいると、まもなく羽田到着の時間に。窓を覗くと、富士山が出迎えてくれていた。

 

日系航空会社のビジネスクラスに初めて乗りましたが、とても良いものですね。感じがイイ。日本の風土があると言い表そうか、日本人だから刺さる部分が多いのかもしれない。
とはいえANAは、イギリスのスカイトラックスで3位、オーストラリアのエアラインレーティング・ドットコムでも7位にランキング。それだけ評価されるビジネスクラスを堪能できたのは、とても良い体験になりました。