JR四国の8600系、しおかぜ・いしづち号の普通車に乗車した。
8600系は、しおかぜ・いしづち号で活躍する特急車両だ。
8000系に続く2代目車両として、2014年デビュー。気動車天国の四国における、数少ない"特急電車"である。
今回はこの8600系の普通車に乗車したレビューを綴りたい。
♢車内データ(2024年現在)
座席:2+2配置
シートピッチ:980mm
快適装備:リクライニング、フットレスト
テーブル:座面裏、車いす席前後はひじ掛けに収納
コンセント:有
車内販売:無
その他:可動式枕
明るくフレッシュな印象を受ける車内。
普通車の座席は、グリーンとイエローの2色ある。
座席は全席にコンセントを装備。
座面裏はテーブルとマガジンポケット、荷物用フック、ドリンクホルダー、フットレストが備わる。普通車としては申し分ない装備だ。
座った印象はとてもいい。ちょっと固めな座席が振動を程よく吸収し、疲れにくくしている印象を受けた。
背面はしっかりしていて、跳び箱の1段目をイメージする(笑)。まぁよくある硬さで、きちんと体を受け止めてくれるので不快感はない。
座面は沈み込むほどではない硬さで、これが疲れにくさに大きく貢献しているよう。
リクライニングは座面と連動、フットレストを用いて好みの体制が取れる。快適性が良く、可動式枕を採用しているのも便利だ。
デザイン、座り心地ともに、JR東日本のE657系やE353系の普通車座席によく似ている。いや、共同開発なのか流用なのか...まぁ、そういったことが合ってもおかしくはないだろう。良いものは共有した方がイイしね(笑)。
E657系・E353系らのと違いは、シートピッチとフットレストの有無だ。JR東日本車両は960mmであるのに対し、8600系は980mmでフットレストがある。
2cmだけ広い分、快適性は上と言えるかもしれない。フットレストがある分、広げたとも取れるけども...笑。
シートピッチにかかわらず、普通車の快適レベルを上げてきた、そんな座席に仕上がっている。
デザインと登場年数から推理するに、E353系の改良だろうか。色味で随分と印象が違うものですね。
——おまけ——
利用するのならグリーン車が付いている車両の普通車がオススメだ。
8600系は、グリーン車と普通車が半々の半室グリーン構造を採用している。部屋がミニマムでプライベート感がより味わえて気分イイ(笑)。
四国は唸るディーゼルエンジンを感じられる車両ばかりだけど、軽快な乗り心地も悪くないなと再認識。予讃線を駆け抜ける乗車旅は心地よいものでした。
今回はこの辺で。
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