琉球エアコミューターDHC-8-400に搭乗した。
機内の紹介と、与那国島行きの搭乗レビュー。

・搭乗便:RAC743便/RAC746便(新石垣↔与那国)
・機材:琉球エアコミューター DHC-8-400
琉球エアコミューターは、JALグループに所属する航空会社。
那覇空港を拠点に、沖縄の離島への輸送を担っている。
今回は新石垣空港より、与那国島までの往復で利用。そのレビューを綴りたい。



♢機内データ(2025年現在)
座席:2+2配置
リクライニング:×
隣席との仕切り:×
荷物収納:〇
コンセント:×
テーブル:〇
機内エンターテイメント:機内誌のみ
搭乗ゲートをくぐってエプロンに降り立ち、歩いて向かって乗り込んだ機内。
座席は2+2配置で20列。ミニマムな飛行機だ。
座席は固定式でリクライニングはできない。
超短距離路線用なので、装備はごくシンプル。
でも、足元はそこそこ広くてプレエコ並み。
革シートで高級感もある。短距離だから苦痛ではなかった。
CAさんは1人、ドリンクサービスもない(おそらくできる時間がない)超簡素で短距離な路線。
LCCのように移動手段に徹している印象だ。

利用したのは、翼の上....ではなく真下の座席。
この飛行機は翼が上から覆いかぶさるような造りをしている。
視界が少し狭く、離陸しないと景色が見えない。写真のように、エンジンと翼しか見えなかった。
でもひとたび飛んでしまえば、美しい沖縄の海景色が見られる。
高高度を飛ぶわけでもないので、しっかり見て楽しめる。
晴れの日に乗れて良かったな。

日本でプロペラ機に乗れる機会ってあまり多くはない。
乗った感想としては、ジェット機と大きな違いはないような印象だった。
スピードは遅いのでゆったり飛んでいるような感覚はあった。
また、プロペラが心もとないんじゃないかと思ってたけど、もちろんそんなことはなく。
プロペラ音は初めは凄まじくうるさく聞こえたが、慣れてしまえばこんなものかと。パチンコ屋と同じようなもんだね(笑)。
ジェット機より早くないスピードで、ジェット機より低い高度を飛行するプロペラ機。
景色や雲の流れを見て楽しめるくらいのスピード感が、魅力に感じられる。
大きな揺れもなく順調に飛行を続け、あっという間に与那国空港へ着陸した。

乗り合わせた乗客は、地元の方が多い様子。
この便はほぼ満席だったけど、旅行者は自分を含め数名程度だった。
島への物資輸送なども担う飛行機は、地元の方の身近な交通手段であり、重要なインフラ。
機材選定も、そうしたところを考慮して行われているとのことだった。
敢えて遠くの地に行かないと、こうしたことに気づけなかったりする。
空気の温度感なども全然違うので刺激になる。やっぱり旅はイイね。
