れいるのおと

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以外と少なかったEF510の秋田配給

多くの車両が検査を行うために入場する秋田車両センター
JR東日本の機関車は主にここで検査を行っており、田端や高崎に配置される機関車が機関車牽引によってはるばる回送される。近年は機関車整備の技術力が認められ、他社線のDE10(衣浦臨海鉄道のKE65)の検査も受け持っている。

田端運転所所属だったEF510は、2009~2010年に新製配置。JR東日本に在籍したのは2016年までのたった数年。検査のためにEF81による配給列車で秋田入場・出場をするシーンは全15機それぞれ1回ずつしか見られなかった。


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長岡車両センター所属のEF81-141と繋がれて出発待ちの配9771レ。

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反射板が取り付けられ、無動力回送される。

いくつか種類が分かれている中で、台車検査や重要部検査は通常、大きい車両センターへ車両を運んで検査を行う。が、田端運転所には台車検査までできる設備が整っているため、入場・出場配給シーンが見られるのは全般検査を行う時に限られる。
機関車は3年程度が全般検査の周期だが、次の全般検査を受ける前にJR貨物へ譲渡されたため、各車両1回ずつのAT入場・出場配給となった。
現在はJR貨物所有の機関車になったEF510の500番台。秋田へは貨物列車牽引として、秋田車両センターへは他社の機関車を甲種輸送するための牽引機として顔を出している。





ちなみに、JR東日本在籍時代のEF510が、機関車牽引によって回送された例が他にもいくつかある。509号機と510号機の富山回送やJR貨物への譲渡回送だ。
前者は破損トラブルか何かでJR貨物富山機関区での検査目的で、田端~長岡まではJR東日本の配給輸送、長岡~富山機関区はJR貨物甲種輸送という形で回送されている。
後者は譲渡のためにJR貨物EF65等が2機または3機まとめて甲種輸送したものだ。


今は富山機関区所属となり、検査は広島車両所で行われている。当初から富山に所属している0番台レッドサンダーに交じって共通運用を組み、日本縦貫線や西日本を舞台に活躍。
塗装が継続されて走っているのは嬉しいが、星マークだけ消されたのは何か大人の事情があるのだろうか?




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