今回はそのうちの広島更新色のお話です。
大宮に停車中のEF64-1049。
機器更新を行っていた当時、EF64は高崎機関区と岡山機関区の配置だった。高崎の車両は大宮工場で、岡山の車両は広島工場で検査を受けており、更新色の違いはその場所の名前を取って呼ばれた。
2010年のダイヤ改正で全機が愛知機関区所属になり、検査は全て大宮で行うことに。現在もその状態が続いている。
岡山機関区所属だったのはEF64-1046~1050の5機。2007年頃の更新工事で、1048号機と1050号機は広島原色(プレートの色が他の原色と異なる)、1046・1047・1049号機は広島更新色を纏うようになった。
その後広島原色だった2機は廃車になり、2013年頃の全般検査で1047号機が大宮更新色に。1046号機・1049号機も同じようになるかと思われたが、この2機は広島更新色を継いだ塗装がされて運用に復帰した。
大宮操車場に停車中のEF64-1049。動画からの切り出しのため画質はご勘弁を。
更新色が増え、未更新車は廃車か更新かのどちらかになり、国鉄色はどんどん数を減らしていった。そして更新車のみになり区別の必要がなくなったため、現在は国鉄色の復活が始まっている。
そして先日、検査の順番を迎えた1049号機が、広島更新色から国鉄色になっていることが確認された。
これで広島更新色は1046号機の1機のみとなってしまった。
前回の全般検査は1049号機が2013年5月、1046号機が10月と近い。広島更新色が見られるのはあとわずかかもしれない、と言いたいが、1046号機は現在休車中らしく貨物を引く姿は見られない可能性が高そうな雰囲気。前回の検査で広島更新色を保って出てきたことを考えると、広島更新色を残してくれることを期待したい...。
運転会での1コマ。EF64の広島更新色は右から2両目。
この広島更新色、模型ではKATOのラウンドハウスとTOMIXから製品化されているのだが、市場に出回る数が少ない。ラウンドハウス製品っていうこととTOMIXの前回生産が5年以上前(らしい)であることからだと思われる。
運転会で見せてもらって以来、再販なり新製品なりの発売をずっと待っているのだが一向にその気配がない。かといって中古はプレミア化が進んでいるし、個人的にM車の中古は走行歴等が不安で気が引ける。製品化を首を長くして待ち続けよう...
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