20系客車の牽引用にと1965年から製造が開始されたEF65の500番台。500番台は旅客を意味する英語PassengerのPを取ってP型、501号機は500番台の初号機であることからPトップと呼ばれている。
東京機関区に配置され、東海道本線の寝台特急を牽引。下関や沼津に転属したこともあったが、最終的には高崎に所属。民営化後、ほとんどの車両がJR貨物に継承されたのに対し、501号機だけがJR東日本のものとなった。
臨時列車で客車を引くとかSL回送、工臨などが主な運用だが、2000年に入ってからはJR貨物へ貸し出され貨物牽引での活躍も有名だと思う。臨時列車牽引の充当率も高いため、もはや見飽きた存在になっているオタクも多いかもしれない(笑)。
チキ工臨はキヤE195系に置き換わってしまったし、コロナの影響か地方路線への出張、それに伴う回送も激減。走行を目にする機会が減っているため動向に注目が集まっている。
見えにくいけど後ろにはSL(C58-363)+オヤ12-1が付いている。
模型ではTOMIXとマイクロエースがナンバー指定、KATOが選択式で製品化済み。
現行仕様に近いのはTOMIX製だろうか。TOMIXはJR東日本の旅客釜を多く製品化していて、そういった手厚いところはさすがだ。
マイクロエースは2007年に製品化。相変わらず限定品のような状態であるため今やほとんど出回っていない。JR仕様をモデル化しており製品の出来もなかなか良さげのよう。
KATOは、最近出たP型JR仕様は、改造転入された536号機以降がプロトタイプだから、501号機とは異なる。501号機タイプは2015年以来再生産がないし、昭和50年頃の姿を再現しているため現行と異なる。うーん...。
釜はカプラーや客車との兼ね合いからKATO派なんだけど、どうもKATOさんは現行の車両を製品化してくれない傾向にある。気長に待つかTOMIXか...。
今回はこの辺で。
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