WEST EXPRESS 銀河で行く昼行列車の旅。車内紹介ではなく、旅そのものについて書き綴っていきたい。
WEST EXPRESS銀河の冬季ツアーとして、山陽本線の昼行列車が設定があった。
京阪神・下関のどちらかを発着とした往復プランで、
・片道(往路または復路)にWE銀河利用
・往復ともにWE銀河利用
の2パターンが用意された。
参加したのは京阪神発着で片道のみWE銀河に乗車するプラン。往路は新幹線、復路はWE銀河乗車だ。新幹線と在来線で下関入りして1泊。
翌朝、下関駅へ。駅へ入るとすぐに、電光掲示板の文字が飛び込んできた。
列車名を何パターン化の表示が出ており、期待感を高めてくれる。
集合場所で旅行行程確認と添乗員の方に挨拶を済ませてホームへ。
ホームへの入線は朝10時過ぎだった。
発車は10時38分。発車までの時間は撮影タイムだ。国鉄型が多く残る西日本ならではで、415系や115系との並びを見ることができた。これは後々貴重な写真になるかも...。
4号車から乗車してお部屋へ。
今回利用した6号車グリーン個室。割り当てられた個室は山側。残念ながら海が見えないけど、代わりに直射日光がないのが良い。
部屋の観察をしていると、列車は発車時刻になった。
駅や沿線からのお手振りに応えつつ、車内アナウンスに耳を傾ける。同時に国鉄車特有の足音や揺れ、モーター音感じながら、列車は東へと進んでいく。
コロナ禍ということもあり、検札以外はすべてフリースペース「遊星」出向いて受け取る方式。お腹が空いたので、お弁当を取りに向かった。
昼食は、下関の料亭「古串屋」さんの銀河特製弁当。
なかなか和食料理を食べる機会がないので、じっくり味わっていただく。1品1品、とても美味。真昼間に、ベッドの上に座ってくつろぎながら、豪華なお弁当を食べる。なんとも珍しい体験をしているもんだ。
途中駅では、お出迎えやおもてなしをいただいた。
写真は、最初の立ち寄り駅となる、山口県の柳井(やない)駅。金魚提灯をはじめとした名産品の販売コーナーがあり、ホーム上ではクリアファイルなどのグッズも配布していた。
イチ観光列車なのに、手厚いおもてなしいただけたことに驚き。
まず何かしら見聞きしないと、何事にも興味は湧かない。せっかく名前と場所を知ったので、今度訪れてみようかな。
こちらは先頭車の前面展望。
乗車した個室がある6号車は、上り列車では先頭車。個室利用者限定のラウンジ「彗星」が、運転席すぐ後ろに用意されている。
これは電車好きにはたまらない。開閉可能な窓もあるので、国鉄車の感じを目で耳で楽しむことができるのだ。
改造されたとはいえ床下周りは国鉄時代のまま。モーターを唸らせて有名なセノハチを越えていく。
次の停車駅は倉敷。途中運転停車はあるものの、倉敷までドアは開かない。
しばらくのんびりした時間が続く。
後編に続く。
今回はこの辺で。