荒川車庫は荒川線唯一の車両基地で、車両の保守整備が行われる。
奥の車両留置場所には保存車が置いてあり、7000形の7022号車と6000形の6086号車が静態保存中。
荒川車庫は西側がフェンスになっていて、止まっている車両を見ることができた。
丸目1灯のライトが印象的な6000形は、都電が荒川線だけじゃない時代に活躍していた車両。6086号車は都電の大幅な路線廃止により荒川線に集められたうちの1両で、引退は1978年だそう。
屋根なしの雨ざらし状態だけど、大きな劣化も見られずきれいな状態。
定期的に通電を行うなどして状態が保たれているそう。
6086号車は引退後、個人宅に譲渡された後に里帰りを果たしており、地下鉄丸の内線500形がアルゼンチンから里帰りしたのと同じだ。営業運転にはつかず、イベントなどで公開されている。
江戸東京博物館の企画展の展示物に駆り出されたことでも話題になった車両ですね。
訪問時、幕は「赤羽」だった。都電赤羽線(王子~赤羽)を走った名残か?
車内の広告も当時のもののよう。直射日光ではないとはいえ、赤文字の色が飛んでいないのを見ると復刻された広告かも。
都電はいろいろなところで保存展示されているが、荒川営業所自ら保存する理由とは何だろう?メトロが500形を買い戻した理由(イベントでの展示・仕組みが分かりやすく教材になりうる)と同じだろうか。たまにイベントで走らせてくれたら嬉しいけど...。
今回はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございます
クリックしていただけると励みになります
クリックしていただけると励みになります