・JR 209-0系通勤電車(後期型・京浜東北線)
2020年12月、TOMIXの製品化発表で209系京浜東北線が生産されると発表となった。
何度も再生産されている形式かつ筆者の1番好みの車両であるのに、買い忘れや金欠が重なって入手できずにいた。2019年に発売された7次車モデルの限定品も買い逃す始末。即売り切れになったのはなぜだったのだろう...。
そんなわけで新品購入は半ば諦めかけていたのだが、まさかこんな短いスパンでまた生産されるとは思いもよらず。タイミング的に、山手線205系製品化の恩恵だろうか?とりあえずありがとうTOMIX笑。めでたく入線いたしました。
パッケージは通常と同じ。4両基本セット+6両増結セットの構成だ。
基本セットにあるブルーの仕切り紙(?)、これ久々に見ましたよ...おそらく初期ロットの頃から同じデザインが使われていると思う。懐かしい...。
さて顔の造形。相変わらず造形が良くしっかりと表現されている。昔の設計から大きく変わっていないのだが、現代のものに見劣りしないくらい出来が良く、TOMIXの代表作といっていいだろう。
ライトは実車ではシールドビームだが、模型では白色LEDが使用されている。リアルに近づけるならライトは油性ペン等で塗ったほうが良いかもしれないが、このままでも十分かっこいい(笑)。
今回は後期型をモデルにしているため、ホーム検知器が新たに表現されている。TOMIXの209系にホーム検知器が付くのは、500番台を含めても初めてと思われる。
まさかホーム検知器を表現し始めるとは思わなかった。TOMIXはずーっと省略したモデルを発売し続けていたから...。
ホーム検知器が特徴の1つでもある、総武線から転属した常磐線E231系マト118編成の製品ですら省かれてたのに、なぜ今。疑問はあるけど喜ばしいことは確か。今後、リニューアルという形で他形式でも広がっていくと良いなあ。
後期型ということで、妻面にビートがなくドアコックの蓋がある姿でのモデル化。新津で製作された車両が当たる。
菱形パンタグラフはPS28形だったかと。相変わらずTOMIXパンタはしっかりしてて安心できる。
付属品はアンテナ類と車番インレタ、行先表示幕の交換パーツといつも通り。
行先表示は画像の通り。イレギュラーな幕は「京浜東北線」くらいだろうか、あとはよく目にする行先が並ぶ。
今回の製品は後期型のうち造形をそろえられた5次車・9次車がモデルであるため、それらの車番が選択可能だ。
さて、冒頭の余談の通りとにかく(新品で)手に入れたかった車両であるため、正直旧ロットでも限定品でも入線できれば何でも良かった。やっと209系の代表カラーが手に入り大変満足しております。共演車を連れてレイアウトデビューをさせたいものです。
何でもいいとは言いながら、TOMIXの209系にはホーム検知器が付いていないことが前々から気になっていたポイントではあった。結果的に、今回までずっと購入を見送ってきたのは正解だったかな。めでたしめでたし。
こんな感じでレビューはおしまい。
最後におまけ。
手元にジャンクで入手した209系があるので、ライトユニットの比較をしてみた。
ジャンクで入手し、塗装や塗装はがしの実験台になってもらったので、状態が悪いのは悪しからず。
(上)今回の209系と(下)旧製品の209系。
旧ロットでは電球ライトを採用していた。そのため基盤・パーツが車両の1番扉(写真1番左のドア)にがっつり被り、室内灯を搭載した時に非常に目立ってしまっていた。
LEDライトユニットの採用により、パーツの幅が大幅に縮小。先頭車1番扉部分に干渉しなくなり、ライトユニット最後部は運転台背面の壁とほぼ同位置に来ている。室内灯により目立つこともこれでなさそうだ。パーツ品番は同じでもこんな変更あるんだね...
今回はこの辺で。
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