グリーンだけでも3種類、改造や登場時期の違いなどにより数多くの座席タイプが存在し、調べ始めたらキリがない。787系の車両自体の数が多いため充当列車が多く、またこいつに乗るのかと一瞬思いつつも乗るたびに楽しめる、飽きの来ない車両となっているのであります。
さて今回は、787系充当の鹿児島本線の小倉~博多間をメインで走る特急きらめきに乗車してきた。
特急きらめきは、朝晩のホームライナーに代わって運転が始まった特急であるため、安価で乗車ができる。ただし、かつてのホームライナーは指定席であったのに対し、きらめきはほとんどの車両が自由席。そのため両数が長めの特急車両が充てられている。
また、自由席であるため好きな座席に座れるかは争奪戦。やはり個室感あるコンパートメントが人気だ。人気座席取得のため並ぶ時間もなかったため、今回は初心に返って(?)スタンダードな普通車に乗車。
全景。現時点ではモケットのカラーは3種類あるらしい。
乗車した車両はグレーとブラウン。奥の扉は乗務員扉で、グリーン車のように木目調の壁面となっている。
座席。ひじかけ部分にテーブルが収納されており、これは後期増備車から搭載され始めたもの。
座席は柔らかめでホールド感が強めで年季が感じられた。上部に読書灯が備わっているため、快適性は充分。シートピッチは1000mmで、普通の特急車両より広めだ。
座席背面。テーブル、マガジンラックにフットレストが装備。座席の上部にチケットホルダーがあるのは九州や北海道の特急の特徴の1つ。
荷物棚はまるで飛行機のよう。荷物が落ちてくる心配もないし見栄えもすっきりしていて良い。忘れ物には要注意だ。
振り子式を採用していないため揺れは一般的な特急とさほど変わらない印象。古い車両なのにデザインといい座席種類や内装といい、まだ衰えてない、まだまだイケるなと実感した乗車だった。
お値段は自由席で520円(増税後の価格)。きらめきは特急列車であるが、JR東日本の湘南ライナーと同じ価格というのが驚き。
JR九州は来年から料金を値上げすることが発表されているため、この価格で乗れるのはあと1年もない。値上げには賛否両論あるようだが、個人的には、バラエティに富んだ九州の特急列車をよくこの価格で運行してきたなぁと。九州の特急はもうちょっと値上げされたとしても乗る価値があるでしょう。
今後も積極的に利用していきたいと思います^^
今回はこの辺で。
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