れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

【品川~仙台】E657系 仙台行きひたちを乗り通す! 前編

2020年春、常磐線が全線で運転再開。
常磐線東日本大震災で被災して以来、9年ぶりの復活。スーパーひたち時代に行われていた仙台行き特急の運転も復活し、現在は特急ひたちが上下線とも3本ずつ、仙台発着の列車が設定されている。
今回、仙台行き特急に乗車する機会を得た。


仙台行き特急3本のうち、1本は上野発、2本は品川発。せっかく乗るなら全区間でと思い、品川12時45分発の特急ひたち13号をチョイスした。

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品川から仙台まで実に4時間半の長旅。

品川からの営業距離は373.9kmで、新幹線でいう東京~名古屋(366km)よりも少し長いくらい。また、品川駅基準であることと直線ばかりではないことが理由で、東北新幹線の東京~仙台よりも20kmほど長い
ロングラン特急の1つに数えられ、特急としてはにちりんシーガイア(博多~宮崎空港)、宗谷(札幌~稚内)に続く3位だ。


料金について。指定席券2900円、乗車券6380円を合わせると運賃は計9280円。新幹線より3時間近く時間がかかる代わりに、2000円程度(新幹線指定席と比較)お安くなっている。


さて早速、駅弁を買って車内へ。列車は定刻通り品川駅を発車した。

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途中停車駅は東京、上野、水戸、勝田、大甕(おおみか)、常陸多賀、日立...と続く。

上野の次は水戸に止まると初めて知ったときは軽く衝撃を受けたもの。120kmほどある区間をノンストップで走ってしまうというのは本当に驚きだった。
スーパーひたち時代を含めても、上野~水戸間の停車駅がない特急に乗車したのは初めてだったのだが、まぁ飛ばす飛ばす笑。これが最高速度130km/hを行う路線ならではであり、これが評定速度90km/h(上野~水戸に限れば100km/h)超えの所以だなと必然的に感じられる。


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上野を発車して40分で土浦を通過。写真は土浦駅の北側にある土浦電留線に止まるE531系。
取手~藤代の交直流デッドセクション以外、ここまでノンストップでかっ飛ばしている。

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上野を発車して1時間6分、水戸駅に到着。ホントに1時間で水戸に着いちゃったよと軽く衝撃を受ける。くどいようだが、ここは上野から普通電車では2時間以上は時間かかる場所であるうえ、乗車中の景色も単調で体感時間は長い場所。それを半分にしてしまう特急ひたち恐るべしと言いたくなるのです。

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水戸を発車し、勝田、大甕、常陸多賀、日立と停車していく。写真は14時39分、高萩に到着した図。

高萩を発車し、難読駅の勿来(なこそ)駅、福島臨海鉄道線への分岐であり安中貨物の発着駅である泉駅、スパリゾートハワイアンズの最寄りの湯本駅へ停車し、いわきへ。


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15時13分、いわき駅に到着。発車は15分だ。
向かい側ホームには普通列車原ノ町行き、線路を挟んだホームには品川行きの特急ひたち20号が停車中。

長い間、特急ひたち・ときわの目的地であったいわき駅。品川からここまで2時間半の乗車時間。だが仙台まで行く特急にとって、時間的には折り返し地点を過ぎただけ。仙台まではまだ残り2時間以上の乗車が必要だ。
おしりは今のところ痛くない。あと半分、頑張って楽しみましょう。


つづく。




後編はこちらから。



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