E4系のグリーン車は、とても豪華な座席として有名だ。座席がリッチで贅沢なだけでなく、オットマンが付いているから。その快適性を体感したく、乗車に向かった。
E4系のグリーン車は、8両編成中に2両もある。場所は7号車と8号車、ともに2階席だ。
1階席に設定されていないというのがポイント。高い場所からの眺めやグリーン車に乗っている優越感を大いに高めてくれる、というわけだ。
いざ車内へ乗り込む。グリーン席には階段を上がって2階席へ向かう。
グリーン車には車いす席も用意されており、そちらへは階段真ん中にあるエレベーターで。これは新幹線に設置されるのは初めての設備だ。
今では少なくなってきた両開きの扉をくぐって室内へ。
建築限界ギリギリの車両をフルに生かした、大型の快適な座席がお出迎え。室内照明は暖色系の電球色、静かでゆったりした空間を演出している。
さてこちらが座席。レッグレストを標準装備している。
フットレストよりレッグレストを推している筆者からすれば、これだけでもうれしい座席。
オットマンとは足置きのことで、オットマン座席は客室最前列の座席のことを指している。
通常はフットレストが装備されているE4系のグリーンだが、最前列はフットレストではなくオットマンが設置されているのだ。
リクライニングした時のがこちら。
レッグレストとオットマンが一体となって、まるでマッサージチェアのような快適さ。
座面はふかふかで、体をしっかりと捉え支えてくれる。そこらのリクライニングチェアより数倍良いこのビックな座席にオットマンが加わることで、横になって移動しているかの感覚が味わえる。
ビックな座席は中肉中背の筆者でも寝返りが打てるくらい大きさ。輸送力を最大にすることから生まれたビック車両だからこそできる、過去最高の座席と個人的には思っている。この快適性は引退前にぜひ一度、閲覧者の方々にも体感していただきたい。
これ売ってくれないだろうか...。新幹線座席は基本的に廃車発生品で入手するしかないうえ、高価・高倍率なのがネックだけど、これは入手する価値ありだと思っている。
引退車両の座席を一般家庭や博物館向けに再生産したら案外売れるんじゃ...?
今回はこの辺で。
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