浦佐駅は新潟県南魚沼市にある上越新幹線の駅だ。新幹線では越後湯沢と長岡の間に位置する。
各駅停車タイプの「たにがわ号」は越後湯沢までの運転であるため、「とき号」の一部が停車。新幹線単独駅ではないけど列車本数も少なくビックネームでもない、寂れた新幹線駅と言って良いと思う。
16両の新幹線が停車できるシェルター付きの駅は、朝晩以外は人も少なくがらんとしている。ホームには改札階行きの階段がある。そのうちの1つは写真のように柵が建てられている。
この柵のある階段が、タイトルにあるように団体待合室へ続くの階段だ。改札階へ降りてみる。
お土産屋もコンビニもなく、広告やご案内の類は最小限。だだっ広いコンコースは少し不気味。
奥に見えるガラス張りの空間が、問題の待合室。
団体待合室は、スキー客向けとして用意されたもの。浦佐駅前にはかつて浦佐スキー場という広大な施設があった。ゲレンデの規模は異なるが、今でいうガーラ湯沢を想像すればそう遠くない。団体客利用も多く、スキーヤーには有名なゲレンデだった。
2011年、夏に土砂崩れが発生し、スキーセンターが被害を受ける。その影響のせいか、2011年に営業を終了。スキー客利用が見込めなくなり、巨大施設は無用の長物と化してしまった。
中はコンコースよりも無機質な空間。奥にある階段が、冒頭での柵付き階段に繋がっている。
六日町、小出ではなく、その中間である浦佐に新幹線駅を作ったため、政治駅と囁かれる浦佐駅。新潟は新幹線建設を進めた政治家田中角栄の選挙区であり、彼が浦佐に新幹線を誘致したことに絡んでいると言われる
不遇というか、当初の思惑から大きく外れた残念な駅と言えるだろう。
下車はしなかったけど、改札外にもこういうだだっ広い空間があるそう。みどりの窓口も2021年2月に廃止されている。また来たとき調査してみたいと思う。
今回はこの辺で。
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