ジョイフルトレイン(JT)は、団体利用目的でJRが所有している定期列車を持たない車両のことを指す。旅行や利用形態が変化し、集団旅行というものが減ったからだろうか、もはや平成時代の遺物とも言える位置づけになった。
集団利用でないと使いにくいお座敷やユニークな設備を持つJTの車両たちは、個人客でも楽しめる"のってたのしい列車"に置き換えられ、土休日に地方路線でほぼ定期で走るようになった。1つの時代が終わりつつあるような印象だ。
強烈な顔つきからフリーザ電車と呼ばれる、485系のジョイフルトレイン彩。新潟で活躍していた485系4両2編成を種車に改造、6両1編成で2007年に登場した。485系の原形を保ちつつも大きく改造され、鋭い目つきとフルカラーLEDの大型ディスプレイを備えた強く印象に残る顔つきとなった。
長野車両センターに配置、全車グリーン車扱いで、リゾートしらかみのようなセミコンパートメント、カラオケ設備やマッサージチェアまで設置されていた。運用範囲は485系とだけあって広く、関東への顔出し頻度高め。団体列車ながらどこ行きなのか、何のイベント列車なのかが一目でわかるディスプレイで、見た目にも新しい列車だった。
晩年は直流専用化で交流区間への入線が不可に。2015年以降始まった、ジョイフルトレインの廃車ラッシュの波に乗る形で、2017年に引退。
結構好きで乗りたかったんだけどグリーン車の壁は高く...フリーザ様の戦闘力はやっぱりすごかった笑。
今回はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございます
クリックしていただけると励みになります
クリックしていただけると励みになります