前編の続き。
日本一豪華な夜行バスに乗った話。
今回は前後編で。前編では設備紹介、後編では乗車録を綴っていく。
予約をしたマイフローラ号に乗車する。届いたメールの案内通りに発車場まで向かった。
出発は東京駅鍛治橋駐車場。
夜行バス乗り場というとスタッフが行き先と発車時間を大声で叫ぶシステムが馴染み深いけど、ここではモニターと音声案内によるシステム。
名簿と照会してもらい、荷物を預けて車内へ。
乗降口で靴を脱ぐように告げられた。もちろん靴も預かっていただける。
うーん、走るホテルを徹底していらっしゃる。素晴らしい笑
東京駅鍛治橋駐車場を定刻通り21:30に出発したマイフローラ号は、下道を走り次なる停車場バスタ新宿へ。
新宿の発車は22:15。余裕をもって到着し、こちらも定刻通り発車。
発車するとすぐに車内アナウンスによるご案内が始まる。首都高渋谷線、東名、名神、阪神高速を経由、淡路島を通って徳島までの9時間近い乗車旅。
途中休憩は2回とのご案内。立ち寄り場所は東名の静岡SAと名神の桂川SAだ。
ごゆっくりお寛ぎくださいと言われたので、そうさせていただこう。その前にお手洗いへ。
車内後方のお手洗い。ゴールドと黒がカラーの高級感がある。とても広く着替えができるスペースもあった。非常にきれいで、また各所に花があしらわれているのが良い。
席について車窓を眺めながら就寝。横になって高速の夜の高速を走るのは初体験。意外と酔わないし心地よい。
夜、しかも高速道路なので、車窓ははあまり変わり映えしない。翌日に備えるため早めに就寝することにした。
途中のSA休憩でなぜか起床(笑)。時間は静岡SAが0:30、桂川SAが3:40。出発地、SA、到着バス停とも大体3時間間隔で止まってくれる。ちょうど良かった。
再び眠りについて目が覚めると、淡路島にいた。
乗車は11月。時刻は5時過ぎ。まもなく日が昇る。
鳴門海峡を超えて徳島県に上陸した頃、日の出を拝んだ。
日の出を夜行バスの中から見る。景色も相まってちょっと感動的(笑)。
車内も明るくなってきた。
6時を過ぎると、最初の降車場である高速鳴門に到着。
東名高速の渋滞により、この日は約20分遅れでの到着。渋滞があったにせよ、時間のずれは少ない。ほぼ定刻で走るというのは素晴らしいですね~夜行列車のそれとは違ったすごさがあるように思う。
定刻より15分ほどの遅れで、降車予定だった徳島営業所前バス停に到着。荷物を降ろしてもらい、バスを後にする。快適な旅と安全運転に感謝です。
降車した場所は、徳島駅から徒歩2、3分の場所にある海部観光の徳島営業所前。こちらの建物内では、バス利用者向けのサービスを提供しており、せっかくなので利用させていただくことにした。
海近くに立っていそうな洒落た外観。隣にはバス1台が方向転換できるターンテーブルを備えている。
中には徳島の観光地や海部観光バスの案内パンフレットなどが揃っていた。
また、バス利用者向けにシャワールームが用意されている。通常はタオル貸し出しをしているようなのだが、この日は見当たらず。コロナ禍だからだろうか?
シャワーを浴び、身なりを整えることができるというのは大変良かった。バスでは行えないことを補ってくれる点が、行き届いてるなぁと感じます。
比較的リーズナブルな価格で気軽に四国入りできるというのが良いですね。サービスも行き届いていて不満がなかった。
思った以上の満足度で、徳島駅へ。エネルギー充分で四国1周旅に臨んだのだった。
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