JR四国の8600系、しおかぜ・いしづち号の普通車に乗車した。
8600系はJR四国で珍しい(?)特急電車。気動車が多い中、しおかぜ・いしづち号は電車で運転されている。8000系に続くJR四国2代目の特急電車である。
レトロフューチャーがテーマだそうで、前面はSLをイメージしたブラックフェイス。車体形状や顔つきは他の車両にはないタイプ。思い切ったデザインで好みが分かれそうな車両だと思う。
車内。普通車は2色のカラーを用意。
グリーンベースとイエローベースのもの。車両側面のグリーン、正面のイエローをイメージしている?
個人的にはグリーンの方が好み。
指定席は特別にヘッドレストカバーが用意されている。このカバーのデザインが良い。
座席。
先日綴ったグリーン車はE5系に似ているとの感想だったが、普通車はE657系やE353系の座席と似ているような。ま、似てようが同じだろうが快適なら問題ございません。
座面裏はテーブルとマガジンポケット、荷物用フック、ドリンクホルダー、フットレストが備わっていて、普通車としては申し分ない装備。
ひじかけにコンセントを用意。座面裏の設備、コンセントの位置、モケットのデザインがE657系に似ている。デビュー年から察するとE657系座席の改良型と言って良さそうだ。
座り心地は、ちょっと固めな印象。
背面は硬めで跳び箱の1段目のクッションをイメージした笑。初めてこんな表現を用いたが、これは良くある硬さだと思う。座面は沈み込むほどではない硬さ、長時間座っても平気。それこそE657系に似た座り心地だと思う。快適性は良い。可動式枕を採用しているのも便利だ。
写真で見てわかる通り、この座席はリクライニングと連動して座面がスライドする。これたしかE657系にはなかったと思うんだよな...。座面スライドは好印象でした◎
ちなみに...
利用するのならグリーン車が付いている車両の普通車がオススメ。8600系は、グリーン車と普通車が半々の半室グリーン構造を採用している。プライベート感がより味わえる普通車で人気らしい。
E657系まんまじゃん、とは言わないけど、ほぼ似たような造り。似てても同じでも良い。空気ばね式の車体傾斜装置も変な酔いを感じることはなく、速く軽快に予讃線を駆け抜ける。楽しい乗車旅となりました。
今回はこの辺で。
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