人気のE653系が入線した。
フレッシュひたち廃止後、いなほとして活躍したE653系。いなほ運用で余剰となり波動用として勝田へ帰還したのがこの国鉄色を纏うK70編成である。つまりひたち→いなほ→国鉄色と経てきた出戻り編成だ。国鉄色は発表当初は波紋を呼んだが、登場すると意外と良いじゃんということで大変人気の車両に。ニュース報道がされるほど撮り鉄が殺到した事例もありましたね〜そんなに人気とは...驚きました。
再転用するにあたって、装備類はいなほのまま改造はされなかった。よって、スカートや足回りがいなほの1000番台仕様、Fひたち時代とは異なった姿となっている。
また、いなほ転用時に改造されたグリーン車も健在だ。波動用車両にグリーン車が常設されるのは、JTを除くと久々かも(?)。中間車であれば運用によって抜くことができるが、E653系のグリーンは先頭車にある。これが運用上のネックなポイントにならなければ良いのだけど。
模型はグリーンマックスとマイクロエースの両社から。
M社は車両造形に結構波がありまして、E653系の造形はあまり良いとは言えないと感じたためGM製を選択。GM製の造形が良すぎるというのもある。
価格はKATOやTOMIXと比べて非常に高価。GM製は7両で定価36850円...。さすがに新品では高くて出が出せず、当区には中古で入線を果たしている。
それにしても、カラーバリエーション豊富なE653系をメーカー2社で市場争いするようになるとは...。ひたち号で現役の頃には想像もできなかった。
KATO、TOMIXとも製品化匂わせはちょいちょいあるようだが...?踏み込むのには勇気がいるのかもしれない。出したとしても、全色コンプは難しいだろう。
開封。
黒いウレタンに収まっているせいか国鉄カラー映える(笑)。
M製ブルー、GM製赤、黄、緑、橙そして国鉄色と、当区へのE653系入線は6編成目。M製ブルーとGM製グリーンは手放したため、手持ちでは4編成目となった。
付属品は列車無線アンテナと避雷器。方向幕シールなどは付属しない。
まずは前面形状。
Fひたちの造形の良さを知っているので、国鉄色でも造形には心配なかった。1000番台らしいスカートとスノープロウも悪くない。
ライトの色味も実車に近くて良い感じだ。相変わらずライトケースの中は塗られていない(実車ではブラック)。
カバーで覆われたダミーカプラーを標準装備、造形は良いけど色を何とかしたいかな。
国鉄色の色味は、メーカーによって結構違いが出るもの。GM製国鉄色は、クリーム色の朱色が強いような気がして、これクリーム4号(国鉄色で使われた色)なのか?とまず思った。
だが実車でもクリーム色は朱色強めに見えたし、クリーム4号が実車で用いられたのかも不明。まああくまでリバイバル、雰囲気が出れば良いから485系のそれとは違って良いのではないかと思う。結論、実車に近い色味で良いじゃないか笑。
写真の場合、光量や角度によって色味が変わるために伝えにくいのだけどー...
実車の艶感が出ているのがまず良いし、全塗装のぶ厚く重たい雰囲気も醸し出されていてGOOD。
賑やかな屋根上パンタグラフ周りはグレー一色で表現。色付けすると映えそうだ。
パンタグラフは柔らかめなため取り扱い注意。
GM製あるある、幌がない(笑)。後で付けなくては...。
1000番台化で車端部に新たに取り付けられた着雪ふせぎ板(?)も再現。
先頭車はいなほ改造の際にグリーン車となったのだが、国鉄色でもグリーン車のままとなっている。
模型ではシートをきちんと再現、座席パーツの色まで異なっていて外から見ても非常にわかりやすい。
E653系国鉄色、模型でもアリではないだろうか。
造形が良くて非常にカッコイイ。忠実に再現されていて、実車同様に映える。定評のあるコアレスモーター搭載で、超低速から軌道、動き出し滑らかに運転できて楽しい。欲しかった車両だけに入線できたことに喜びを感じます。
ただ、、、
赤帯塗装にムラがあったり、
車両が湾曲していたりと、気になる点もちらほら。
さらにGM製車両には室内灯スケちゃう問題があり、そちらも気になるところ。GM製は出来が良いだけに粗が余計に目立ってしまっている。こういうところはぜひ改善していただきたい。本当に。高かったんだから。
とりあえず入線報告はこれで終わり。
ゆっくり整備してレイアウトデビューに備えたい。
今回はこの辺で。