総武快速線・横須賀線の新型車両、E235系1000番台。
新型車両の普通車グリーン車に乗車してきたので軽めレポ。
こちらがE235系のグリーン車。
グリーン車でE235系を名乗る車両はこの総武・横須賀線用が初めて。基本構造はE233系のグリーン車と同じ。
かなり光沢があるのは新車だからだろうけど、それにしても全体的に明るくなった印象を抱いてしまう。LED照明やガラスの綺麗さ以外にも理由がありそう。
車内全景。
まずは、ついつい乗りたくなっちゃう2階席から。
まず驚いたのは、このインテリア。
赤、いや紅葉色のカーペットが敷かれた車内に紫とグレーの座席が並んでおり、これまでのグリーン車とはテイストがまるで違う。
色味がシンプルで味気ないインテリアだった211系のグリーン車から随分変わったなぁとしみじみ。
中央に鮮明な色のカーペットを敷く、というのはE353系でも観られたものだったと思う。ひょっとして今のJR東日本のトレンドなのかも?
こちらは1階席。
従来車では1階、2階でシート色が違うなどの差異があったけど、このE235系1000番台ではインテリアが統一されている。
ビジネスマンライクなグリーン車からカジュアル路線に転向、そしてインテリア統一と、方向性が少しずつ変わっているのが窺える。普通車グリーン車も進化を遂げているのだ。
座席。
2色の色使いで特急のような見た目の座席だけど、基本的には既存のグリーン車座席と同じ仕様である。
特筆すべきは、充電用コンセントが全席装備になったことだろう。普通車グリーン車にコンセントが用意されるのはこの形式が初めてのこと。
座面裏。
テーブル、ドリンクホルダー、マガジンポケットとフックというグリーン車として一般的な装備が用意。
座席下が空いていて足が伸ばしやすくなっているのは最近の主流のスタイル。
窓際はフックのみ。ブラインドは円形を組み合わせた控えめなデザイン。
車端部に大型の案内ディスプレイが設置されたことくらいしか大きな変化はなかった。
リクライニングの深度や座り心地などは従来車、E233系やE531系のものと同じように感じられた。参考文献を見つけられなかったのだけど、完全に従来車通りなら、シートピッチは970mm、特急の普通車並みの広さを持っていることになる。窮屈に感じることはなかった。
長時間着席でも疲れにくい座席、静粛性が高く、旅行気分も味わえる普通車グリーン車。特殊な位置付けゆえの魅力がある。
方向性を変えた新星グリーン車、なかなか良きでした。
今回はこの辺で。
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