れいるのおと

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キハ261系 特急宗谷・サロベツ 普通車の車窓と乗り心地

JR北海道 キハ261系0番台で運転される特急宗谷・サロベツ。普通車の乗車記と列車のレビュー。

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特急宗谷・サロベツは、旭川稚内を結ぶ特急列車だ。札幌発着が宗谷号、旭川発着がサロベツ号だ。ともに1日1往復運転されている。

使用されるのはキハ261系0番台。
キハ261系1000番台はJR北海道管内で車両数トップの形式だが、この0番台はわずか14両のみと少ない。製造が1000番台に移ったため、これだけの形式で打ち切られたためである。
よって、キハ261系0番台に乗れるのは宗谷特急だけ。少数派形式にお邪魔した。


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1000番台と比べて、顔つきがガラッと異なる0番台だが、内装は至って普通。JR北海道の標準的な客室といった装い。座席の共通化が図られているため、どうしても似通った車内になるのだろう。
座席は型は同じで色が異なる。緑、赤、青とカラフルだ。色分けは車両単位で、座席区分によるものではない。


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足元がすっきりしているせいか、こざっぱりした印象を受けるこの座席。
シートピッチは960mmで標準的な広さ、フリーストップ式のリクライニングはあまり深くは倒れない。座面裏にテーブル、マガジンポケット、壁にはフック。特急車のお手本のような、シンプルで基本的なパッケージで整えられている。色合いのせいか、かなり観光バスっぽさを感じるのは私だけだろうか(笑)。

この座席は、とりわけ何かすごいものとか特別な何かがあるわけではない。が、"普通に良い"と思えた。個人的には結構好みだ。
キハ261系0番台の普通車は、この型の座席のみ提供されていて、現在主流のグレードアップシートなるものは載っていない。つまりは旧タイプ座席になるわけで、1000番台特急と比べると少し見劣りと感じられるかもしれない。この座席、更新する気はないのだろうか...?


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宗谷本線の車窓は、雄大な自然が写り大変美しい。北海道の車窓なんて一緒だろうなんて暴論を持っていたけど、実際は他の路線とも似てるようで似ておらず、眺めているとやはり違うもんだなと(笑)。また、最高速度は120km/hと速い。唸るエンジン音が楽しくとても刺激的だった。

少々スタイリッシュさに欠ける見た目もどこか惹かれる。そんな0番台もまもなく落成から25年、石北特急に転身したキハ281系とほぼ同期に当たる。まだまだ頑張って走り続けて欲しいですね。



今回はこの辺で。


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