れいるのおと

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【駅訪問記】10両乗り入れで進化した 東京メトロ 北綾瀬駅

東京メトロ千代田線の北綾瀬駅を訪れた。

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綾瀬駅から車両基地まで伸びる引き込み線上にある北綾瀬駅。当初は駅が無かったが、沿線需要が高まったことから1979年に開設。綾瀬〜北綾瀬間は、千代田線の支線として営業を開始。路線長わずか2.1km、支線用の3両の車両が行き来する小さな路線が誕生した。

そして2015年、北綾瀬駅はホームの延長が発表となった。ホームを延ばすことで、千代田線本線に直通する列車が発着させるという。大掛かりな改修工事が行われ、2019年に現在の形になった。

確かにそれまでは、3両の電車が来るのを待つ目の前を人が乗ってない10両電車が出庫したりしていたわけで...列車本数が少ないので、あれに乗れればなぁなんて感じたこともあった。それがついに解消されたのだ。支線が本線のように改修されるのは珍しい例かもしれない。

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まずはホームから。
ホームは1面1線。これは3両運行だけの時代から変わらない。綾瀬から来たらすぐに折り返すのが基本で、車庫にも繋がっている。
奥の線路も引き込み線で、車庫に入庫する回送列車は基本的に奥を走っている。

ホームは綾瀬寄り方面に延長されていた。改札口も新たに設置、バリアフリーに配慮した作りになり、綺麗で新しい駅に生まれ変わっていた。
ちなみに3両運転が無くなったわけではなく、ホームドアも3両、10両ともに対応。データイムは交互にやってくるくらいの感じ。かなり利便性が上がったなという印象。

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9、10号車付近にある中央改札口。3両編成のみの頃はここが唯一の改札口だった。
元がどんなだったかわからないほど、大きく綺麗に近代的に。

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こちらは北口。駅北側には環状7号線が走っており、北口はそれを跨ぐ形で設置されている。綾瀬車両基地への引き込み線と並行した橋でアクセスしている。
北口付近は、駅前再開発でララテラスがオープンされることが発表されている。デッキでアクセスできるようにするらしく、構造が変わって便利になるようだ。今後の展開に注目。

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こちらは南口。3号車付近にあり、しょうぶ沼公園に直結...というより、公園内に駅入り口がある。
10両対応により3つの出入り口が設けられ、大変便利な駅となりました。



おそらく千代田線の中で最も静かで人気が少ない北綾瀬駅。周りは住宅街や公園が多く、都会の喧騒はないエリア。
それが知られたのか、綾瀬は住みたい街ランキングでも話題になり始めている。駅改良とホーム延伸は更なる発展の布石...かもしれません。

10両乗り入れ可になったことにより利便性が上がったほか、綾瀬駅で折り返す列車を北綾瀬駅と交互に捌ける、運用が減った支線用の3両は訓練センター(新木場)の訓練車に使える、などなどのメリットもあるようす。混雑緩和にも貢献するのなら良い改良ですよね。
いやー1時間に数本しか電車がない僻地だったのにまさか10両北綾瀬が出来ちゃうとはね... これからの発展が楽しみです。



今回はこの辺で。


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