2001年に登場した485系「NO.DO.KA(のどか)」。新潟車両センター所属、3両編成で展望車付きのジョイフルトレインであります。
元あったジョイフルトレイン「シルフィード」の改造によって生まれており、車両コンセプト・デザインは2代目のものになる。
種車のシルフィードは、新製車体に485系から機器類を流用して取り付け。名目上は183系の改造車とされ、足回りは古いが車体は新製という形でデビューした。
これはこの頃各社でしばしば見られた措置で、東武200系りょうもうや、京成3400形が有名だ。こうして485系と言えど面影はほとんどなし、485系の中でも比較的若い部類に入るジョイフルトレインが誕生したのでした。
485系であるため交直流は共に対応している。加えて、発電機を搭載しており、ディーゼル機関車牽引で非電化区間の営業も可能だ。さらに横軽対策、中央線トンネルに対応なども施されていて、3両で短く可愛らしい車両ながら運用可能範囲はかなり広い車両だった。今でいうE655系並み...だろうか。
また、特徴的なのはロマンスカーのような展望室。JR九州のキハ183系や165系パノラマエクスプレスと顔つきが似ているのは、おそらく同じ頃に設計されたから。ロマンスカーに対抗しようとしていたのかもしれません。ともかく、汎用性が高い、大変魅力的なジョイフルトレイン車両でありました。
稀に首都圏に上京し、中央線や京葉線への団体列車などを担当。写真はTDR臨に充当された時に撮影したもの。
車両は老朽化を理由に2018年に引退。ぜひとも乗ってみたい車両だったけど、叶わず...。こういう後悔は尽きませんね。
TDR臨ってことは夜行だろうか、展望列車の夜行列車はどんなものだったのでしょう(笑)。
今回はこの辺で。
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