ちょっとマイナーな貨物列車の話。
貨物列車は、文字通り貨物を列車なだが、その貨物は様々。一般的で数が多いのはコンテナや液体輸送のタンク車。だが貨物列車にはもっと種類がある。企業が運営するものからその地でしか見られない列車まで、独自の形態や進化、歴史があり、調べ始めると奥深いのであります。
さて、今回取り上げたいのは白ホキと呼ばれる貨物列車。過去の5767レの写真を載せてみる。
白ホキことホキ1100形は、炭酸カルシウム(石灰)を運ぶ貨車として製造された形式。日本の大手セメントメーカーの太平洋セメントが所有しており、衣浦臨海鉄道の碧南市駅(愛知県)から三岐鉄道の東藤原駅(三重県)までの石灰輸送に使われる。5767レはその下り列車だ。
この区間を走る理由は、両駅に太平洋セメントの工場があるから。中京圏、名古屋から三重しか走らない列車であるため、名古屋名物的な列車になっている。順光で狙える撮影地も多いので、名古屋を訪れたら積極的に狙っている被写体の1つであります。
企業が所有する貨物列車や専用貨物、私有貨車が相次いで廃止になる中、こちらの白ホキでは2015年に車両を置き換え。ホキ1000形が1100形に更新された。これからもこの地の名物として走って欲しいなとオタク心に思うわけです笑。
古くて恐縮だが写真の5767レの牽引はEF64。先のダイヤ改正でEF66、EF510に変更になっており、EF64牽引ではない。EF64は、後継の発表はないが、引退が迫っているとされる形式。こちらもベースが名古屋(稲沢)なので、機会があるだけカメラに収めていきたいところです。
今回はこの辺で。
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