・マイクロエース A3892&A3893 E501系登場時
常磐線取手以北の利用者増加により、車両の増備が必要となった常磐線。取手以北から直通するため交流・直流のどちらにも対応でき、混雑緩和になる4扉車の投入が求められた。
そこで209系をベースに、日本初の交直流対応の通勤型車両として1995年に登場したのがこのE501系だ。209系原型顔であることや、特徴的な音を奏でるシーメンス製のVVVFインバータ(通称ドレミファインバータ、今は東芝製に交換され消滅)で知られている。
オールロングシート・トイレなしという仕様は通勤時以外にはあまり向かずわずか2年、計60両のみの製造で終了。大量増備や415系の置き換えはE531系が担当し、2007年には上野口から撤退。現在は主に土浦以北で活躍中だ。
模型はTOMIX・マイクロエースが製造を手掛けている。
いつの時代をモデル化するかで仕様が異なり、何を入線させるかはかなり吟味した。それについてはこちらの記事でまとめているので参考にされたい。
マイクロエースらしいイラストシール付き。
構成は、基本6両+増結4両+付属5両。とりあえず基本編成は揃ったがもう数年前の商品なので...また地道に付属5両を探していくことにします。
造形が良くまとまっている。TOMIX製のそれとはちょっと違うものの、これはこれで実車に近くて良く出来ていると思う。
10号車(左)は電連(1段)があるためスカートの一部が削られており、模型でも再現されている。
ライト点灯時。
ライト消灯顔を見るとライトケースが大きいように思えたが、ライトを付けると良いじゃんと(笑)。
ドアコックも含めて表記類は全て印刷済み。シルバーシートのマークも印刷されている。
E501系のデビューは1995年、シルバーシート廃止は1997年5月だから、時代設定がかなりピンポイントな製品であると言える。
アンテナ類も取り付け済みで、付属パーツは方向幕シールしかない。
モデルは基本編成がK702編成、付属編成がK752編成が選ばれている。
車内パーツは実車の座席の色であるエメラルドグリーンで統一されている。
エアコンは209系やE217系と同じAU720A。シャープ目な造形が良い。
モーターは8号車に設定。マイクロエースらしくモーターが大きめで車内の床が高い。
パンタグラフ周辺。この辺のごちゃごちゃ感が交直流車っぽくて良い。
床下機器はE501系用に製作されたもの。またモハとサハはそれぞれ造りわけがされている。
先に発売された「E501系床下グレー・トイレ付」と時代設定が違うため、それに伴って床下機器も作り分けがされているそう。
とりあえずは中間車カプラーをアーノルドからTNカプラーへ交換。あとは室内灯を取り付けるのと、購入しておいたペンギンモデル製方向幕シールを張り付けるくらいの加工を行う予定。
揃うまで長かったので感無量というか...(笑)。大事に走らせて行きたいと思います!
今回はこの辺で。
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