2022-01-01から1年間の記事一覧
宗谷本線の特急宗谷のグリーン車に乗ってきた。 キハ261系0番台は、宗谷本線高速化事業の一環で2000年から運転を始めた形式だ。その製造数はわずか12両にとどまっており、大量投入された1000番台とは対照的。少数派形式と言える。宗谷本線の特急列車として、…
増結21号車。JR北海道でよくみられるこの特殊な号車番号だ。増21号車というと、急行はまなすが思い出される。写真もはまなす号のもの。繁忙期の急行はまなすにしばしば増結され、1号車と2号車の間に組み込まれた増21号車。1と2の間にあって12号車じゃ紛らわ…
KATOから発売されたSL人吉が入線した。SL8620形を製品化した時から、いつか出るんじゃないかと予想されていたSL人吉。やっぱり出してくれました。実車が走る肥薩線の現状を応援するかのごとく、製品化にあたってはかなり力が込められているような雰囲気。個…
小田急ロマンスカーの1つ、EXEα(エクセアルファ)に乗ってきたのでレビュー。1996年デビュー、ロマンスカーで最多両数のEXE(エクセ)。2017年からは大規模なリニューアルが順次行われ、完了した車両はEXEα(エクセアルファ)となり新たな活躍を始めている。EXEは…
JR北海道の日高本線。置き換えが進むキハ40系が、現在でもメインで活躍している路線の1つである。JR北海道のキハ40系はカラーバリエーションが豊富だ。様々な色、ラッピング編成が道内各地を走っている。今回はキハ40形の「北海道の恵み」シリーズの1両、キ…
保存車を観察してきた話。今回は都電荒川線で活躍した7500形。都電の保存車というのはそこそこ多い。親しみやすさと1両単位で車両も小さく運びやすいことなどがおそらく理由だろう。上野公園の不忍池の後ろ側にある位置に鎮座している都電7500形7506号車だ。…
ホームライナーとは、特急型車両で通勤ラッシュ時間帯に運転される快速列車である。乗車券にちょっとした追加料金を払うことで着席でき、快速運転で快適に移動できるのが大きなメリットだ。今回は、JR北海道の手稲〜札幌間で運転されているホームライナーに…
頭端式ホームというと、聞き馴染みはないかもしれない。簡単に言えば、列車の終点となるターミナルで、ヨの形をしたホームのこと。くし形ホームとも言い、東京では上野駅地平ホームや、小田急、京王の新宿駅などが有名かつわかりやすいと思う。全国各地にあ…
普通なら通り過ぎてしまうような駅(="降りない駅")に敢えて降りてみた、というレポート。今回はJR北海道の石北本線留辺蘂(るべしべ)駅へ行ってきた。 まず、普通なら読めない留辺蘂。「る」から始まる駅名はここと留萌(るもい)だけ。駅名しりとりをやる時に…
総武快速線・横須賀線の新型車両、E235系1000番台。新型車両の普通車グリーン車に乗車してきたので軽めレポ。 こちらがE235系のグリーン車。グリーン車でE235系を名乗る車両はこの総武・横須賀線用が初めて。基本構造はE233系のグリーン車と同じ。かなり光沢…
ちょっとした小話。駅などには案内サインとして鉄道車両の顔がそのまま使われることがある。それらにはいろいろな種類があるのだけど、現在は一目見て"鉄道"や"新幹線"とわかるものが主流である。一昔前までは、各路線の、サイン作成当時の車両が描かれたも…
キハ40系が全国的に数を減らしている。でもまぁこの形式も国鉄型であり、国鉄型が減っているというのは前々からのこと。485系や381系が消えようとしている近年では、もはや驚きもなにもないのだけど。キハ40系列といえば、大量にその形式を抱えていたJR東日…
JR北海道では残念ながら廃駅となった駅がいくつもある。そのうちの1つ、美々(びび)駅に行ってみた。美々駅はJR千歳線の駅の1つだった。南千歳駅の1つ隣、現在の南千歳-植苗間にあった。美々駅は1926年に開業、北海道鉄道(当時)の社長が造らせた政治駅とも言…
JR東日本が所有する485系"華"が引退した。先月中にラストランを迎え、今日11月10日に自走で郡山車両センターに廃車回送された。 この華という車両は、ジョイフルトレイン(JT)と呼ばれる種類の車両だった。JTは、主に団体臨時列車に使用するために製造、所有…
列車の先頭などに掲げられるヘッドマークやロゴマーク。それはどのように決まっていくのだろう。ヘッドマークの由来・歴史を辿ると、1人の工業デザイナーにたどり着く。 名を黒岩保美という。国鉄でヘッドマークのデザインなどを担当していたという黒岩氏。…
今年の夏に北海道を訪れた。今回の旅では、行ったことのない駅、通り過ぎてしまう駅、普通ならなかなか降りない駅を敢えていくつか訪れてみた。それらを "降りない駅"と題し、レポを書いていく。...言わば某企画のパ〇リである(笑)。 さて、今回取り上げるの…
JR北海道が新たに導入した多目的特急車両キハ261系5000番台。北海道で長年活躍してきたジョイフルトレイン「クリスタルエクスプレス」と「ノースレインボーエクスプレス」の後継として、2020年にピンク色車体の"はまなす編成"が、2021年に紫色車体の"ラベン…
JR九州は24日、肥薩線の観光列車「SL人吉」の運転を、2024年春を目途に終了する予定であると発表した。SL人吉は肥薩線を走る人気列車だ。SL・客車とも熊本を拠点に活躍、九州管内への出張や特別列車の運転も行っており、最近ではSL鬼滅の刃号で使われたのが…
前編のつづき。引退した往年のロマンスカー車両たちに会うべく、海老名にあるロマンスカーミュージアムに行ってきた。 www.railnoote.net 前編の最後に載せたSSE車とNSE車の反対側。10000形HiSE車がいる。HiSE車は、1987年登場、2編成が製造された車両だ。ハ…
東急電鉄の田園都市線で活躍する8500系。1975年から16年に渡って製造され、東急最大の両数を誇った形式である。長年に渡る活躍で老朽化が進んだ8500系では、現在置き換えが進んでいる。2023年1月で引退することが発表されており、活躍する編成はすでにラスト…
JR北海道が新たに導入した多目的特急車両キハ261系5000番台。北海道で長年活躍してきたジョイフルトレイン「クリスタルエクスプレス」と「ノースレインボーエクスプレス」の後継として、2020年にピンク色車体の"はまなす編成"が、2021年に紫色車体の"ラベン…
北海道には廃止になった路線が多くある。廃線となった路線では、駅舎や廃線跡が残されていることがしばしば。広い北海道の各地で、そうした鉄道遺産が眠っている。僕は遠征するたびに、それらを見学して回るようにしている。もちろんこれは北海道に限ったこ…
ロマンスカーミュージアムに行ってきた。
昔の貨物列車の話。国鉄時代、貨物列車にも車掌がいた。車掌というのは列車最後尾に乗務する。かつての貨物列車には車掌車、またはそれに匹敵する貨車が連結されていた。車掌車連結が終わったのは、ちょうど国鉄民営化の頃。貨物列車はワンマン運転されるこ…
ここ最近、カロリー高めな記事が続いていたのでちょっとした閑話でも。北海道遠征で訪れた富良野。今年は初めて、富良野の有名観光地の1つである「ファーム富田」と、その最寄り駅である夏季限定の臨時駅「ラベンダー畑駅」を訪れることができた。ファーム富…
JR北海道キハ141系。客車から気動車に改造されたというおもしろい車両である。種車は国鉄50系客車。余剰者となった50系51形(北海道用)が改造され、キハ141系として1990年に登場。現在はキハ141系のエンジン増強型であるキハ143形のみが室蘭本線・千歳線で活…
皇室が使うための列車「お召列車」。その列車の牽引機目的で製造されたロイヤルエンジンことEF58-61が鉄道博物館に搬入された。 東京総合車両センターの御料車庫で長らく保管されていたEF58-61。書類上は田端運転所に在籍して車籍を有する機関車で、現役最後…
2023年で廃止が決まった留萌(るもい)本線の留萌駅に行ってきた。留萌本線は、深川から留萌までを結ぶ路線。かつては増毛駅までを結んでいたが、2016年に廃止になり、現在の終点は留萌駅。特急はなく、停車駅の差異はあるが全列車が普通列車で運転されている…
ロマンスカーMSE(Multi Super Express)こと小田急60000形は、2008年登場の車両である。日本初の地下鉄直通対応の特急型車両で、小田急と直通運転を行う地下鉄千代田線への入線を想定して開発された。 運用では通常の小田急・箱根登山鉄道のロマンスカー運用…
札幌ー新千歳空港間を結ぶ、快速エアポート。同区間を40分足らずで結ぶ空港アクセス鉄道である。その快速エアポートよりも速達性の高めたのが2020年春のダイヤ改正で登場した「特別快速エアポート」だ。列車は朝に上り(空港方面)2本、夜に下り(札幌方面)2本…