・KATO 10-822&823 24系寝台特急あけぼの
1970年運転開始、出世列車とも呼ばれた寝台特急あけぼの号。出世列車とは、東京へ出稼ぎに行って出世した者を乗せてくる寝台列車だったことが由来する。最後まで残ったブルトレの中でも、ラグジュアリー路線ではなくB寝台が多めの寝台列車。ちょっとした贅沢にはちょうどよい列車だったと思う。
あけぼの号の歴史は長く、辿る経路、使用された客車、編成の構成、牽引した機関車の車種が豊富と、時代によって諸々が異なる。模型では24系で運行されていた時代の姿がモデルになっており、晩年に見られた姿と一致する。様々な牽引機で楽しめることから、1粒で何度も美味しい車両の1つだ。
当区では基本6両と増結3両を入手し9両編成を揃えて遊んでいる。増結セットをもう1つ買うと繁忙期の増車したあけぼの号が楽しむことができるけど、当区ではそこまではやりません笑。適したウレタンが見つからないため、とりあえずの処置で10両用ウレタン1ケースにまとめている。
プロトタイプは電源車カニ24が白帯の編成。ちなみに晩年まで残ったもう1編成はTOMIXが「さよならあけぼの」セットで製品化。車両が被っていないので、両者を揃える猛者もいるようです笑。
ヘッドサインは回転式。最後尾になりうる顔であるため、ともにライトとヘッドサインが点灯する。
製品出荷時にはアーノルドカプラーのこの2両。ジャンパ線などのパーツは製品に付属しており、ナックルカプラーにした場合は干渉せず見た目も良くなる。
車番、方向幕などもきれいに印刷されている。
煌々と光る方向幕は、夜行列車の特徴の1つだと思うのだけど...室内灯ではここを光らせることができないのが残念。
編成に3両ある、車掌室付きのオハネフ。うち中間車になる2両は、ヘッドサイン部分が埋められており、ライトも付かない。
中間車のカプラーはKATOナックルカプラーを採用。見た目、性能、連結間隔、どれを取っても文句なし。
ジャンパ線があるとリアルだけど、そこは個人に委ねられる。製品出荷時の状態がこれなら不満は全くない。
室内灯。当区では車両によって色を変えている。
A寝台とB寝台ソロの計3両に電球色、開放式B寝台と電源車は白色を組み込み。
純正品ではなく、庄龍鉄道のグランライトというものを使っている。LED6個が等間隔に並ぶタイプのもののために大変明るい。その反面、個室の仕切りで遮られ明るさにばらつきが生じてしまうけど。
N小屋製のカーテンでも付けてリアルにするか、プリズムを組み込んで均等に光るようにするなど改良策検討中。
実車が引退そ迎える際に製品化(再販)してくれたKATOのあけぼの。タイミング的にはKATO版さよならセットだけど、再販にあたっては大きな変更点がなかったと記憶している。これでほぼ絶版かなーと思ってたけど、2020年にも再販発売(笑)。他の寝台も比較的短周期で再販されていて、やっぱり寝台は人気が高いのだろうなと推察できる。入手したくてずーっと中古を漁ってたのだけど、再販を待って正解だった。
そして頻繁に同時に製品化されているのが、寝台に配給輸送に廃車回送にと大人気で大忙しのEF64&EF81。双頭連結器を装備した車両が何度か製品化されており、EF64ではKATOは双頭装備の1030号機~1032号機の全車種を車番指定でラインナップ。当区には1030号機と1032号機の2両が在籍していて、1031号機の再販を待っている。つい先日、飾っていた1機が地震で落下・大破して1機だけ稼働中。再販が待ち遠しい...(泣
話が脱線したけど、模型のあけぼの号は"1粒で何度も美味しい"がすべて(笑)。JR東日本の機関車のほとんどが牽いたことあるというと大げさだけども、それくらい。実車も模型もこの"親しみやすさ"が良い。
今回はこの辺で。
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