れいるのおと

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キハ281系北斗の自由席に乗ってきた!

2022年10月にラストランを迎えると発表されているスーパー北斗ことJR北海道キハ281系。普通車自由席に乗車してきたのでプチレビューしていきたい。

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キハ281系は、函館-札幌間の高速化完了に伴い、特急北斗の新形式として1994年から運転を始めた特急型気動車である。JR四国の2000系をベースに、独自のデザインと振り子式を採用、気動車初の130km/h運転を達成している。キハ183系から始まった青=北海道の特急のイメージも引き継いだ。しかし途中からキハ283系の製造に移行したことにより、全車両数は27両のみと非常に少ない。

スーパー北斗」という列車名でデビュー。これは既存のキハ183系北斗号と区別するために付けられたものだった。キハ283系もこの名で走り始めたけど、キハ281系で走り始めたためか、次第にこの車両の代名詞に。2020年春の改正から"スーパー"が取れて北斗に統一され、キハ261系1000番台とともに毎日函館~札幌間を往復している。


さて、ここから本題。
今回はキハ281系の北斗号を狙って乗車することにした。北斗2・5・7・14・16・19号がキハ281系充当で、これは時刻表などにも記載がされている。
所定では5両運転、うち自由席は2両の設定だ。ちなみに乗車したこの日は繁忙期の増結運転で7両運転だったが、自由席の両数は変わっていなかった。

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いざ車内へ。こちらが自由席全景。

自由席は普通車指定席とは別の座席が用意されている。自由席の椅子はちょっと古めだ。指定・自由で椅子が異なるというのは他社ではあまり見かけないけど、JR北海道ではあるあるかも。

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座席。
落ち着いた雰囲気のインテリアにブルーのモケットが映える。更新前は紫系の色味だったとか。
座席は、更新前の785系スーパーホワイトアローキハ283系の自由席と同じタイプの座席。表面硬めのクッションといいますか、独特な座り心地が得られる。足元にはフットレスト、リクライニングも一般的。普通車として、長時間移動するための椅子としては悪くない。
背面の折り畳みテーブルの形、ぶ厚さ、色味が年月を感じさせます(笑)。


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こちらはひじ掛け。カクカクしていて個人的に好きなデザイン(笑)。
リクライニングのボタンしかなく、コンセントなどの装備はない。そもそも北海道の車はほとんどが気動車だから、コンセントがあるなんて期待はしない方が良いだろう。


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窓付近にはフック。遮光はブラインドではなくカーテンで行う。

1990年前後製造の車両に乗るといつも思うが、同じ頃に作られた車両たちと車内の雰囲気がよく似ている。僕がパっとに思いつくのはJR東日本651系の車内。ドア周りなんてよく似てるなーなんて。キハ185系にも似ているかもしれない。

座り心地や装備類は普通、車内販売もなくて寂しいけど、ディーゼルエンジンを響かせながら軽快に走る気動車の乗り心地が良くも悪くもダイレクトに伝わってくる。今回の遠征ではこの時の乗車以外に2、3度この座席に座ったけど、後日恋しくなるくらいに楽しかった(笑)。また、
懐かしさを感じる意味でもGOOD、素晴らしい。
ただし、これはあくまでオタク的目線からの意見。一般的に言えば乗り心地は普通、装備は古くて足りない、と言った方が正しいだろう。

とはいえ残りの運転期間は1か月ちょっとしかない引退予定車。毎日走ってることもあり乗り納めで大混雑というのは引退直前までないだろう。それでも乗り納めはお早めに。





今回はこの辺で。


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