189系N102編成は、長野車両センターに所属し2019年まで活躍していた6両編成の車両。新製配置から引退まで長野車両センターに在籍し続け、グリーンのあさま色を維持し続けた編成でもある。
新製当初はN108編成を名乗り9両編成で運転、後に1~5号車はグレードアップシートに交換され、6号車は改造を受けている。
他の189系と同じ波動用的な存在だったが稼働率が高く、長野地区のおはようライナーやムーンライト信州を担当。繁忙期に運転される臨時あずさや正月の初詣臨、その他臨時列車で首都圏へ頻繁に顔を出していた。
初詣臨に充てられたN102編成。成田から常磐線・武蔵野線を経由だった。
N102編成は2019年6月に廃車扱いとなったようだが、先ほど言った通り解体はされておらず、長野車両センターに留置されている。
調べてみれば、新聞か何かでJRが廃車解体までは明言していない(?)ようで、編成まるごと、それが叶わなくとも何両化が保存されることを期待したい。
ちなみにN102編成が担当していたムーンライト信州やおはようライナーは、列車としても消滅危機だったため、189系が無くなったらどうなるのか注目されていた。どちらも運転が無くなった列車になったが、昨年はムーンライト信州のダイヤを継いだ形で、諏訪湖花火大会に合わせた夜行列車がE257系で運転されている。
模型ではN102編成の指定でTOMIXが製品化。KATOからも発売されている189系あさま色だが、近年発売されたKATOの製品ではN206編成・N105編成がプロトタイプになっている。
将棋の藤井聡太棋聖も鉄ヲタだそうで、このN102編成の模型を手に取っているシーンがテレビ放送されたとかなんとか...。
TOMIXの編成指定製品は限定品であることも多く、限定品となっていなくてもほぼ限定品扱いで再販がかからないことがほとんどな印象。だったが、先日同時期に波動用で活躍していた189系M51編成が再販され、485系T18編成も再販予告がされていたので、希望がありそうな雰囲気。
筆者はN102編成との機会に恵まれず、あずさやあさま等の絵幕を見られなかった。解体されていないのはホントに驚きで...あさま色は碓氷峠でしか保存されていないので、綺麗な状態で残されることを願うばかりだ。
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