鉄道という趣味において、音というのはかなり重要な要素だと思う。鉄道の音というのはいろいろあり、聞いたことある音や慣れ親しんだ音というのはオタクでない方でもあるだろう。
列車の停車・発車時の音というのはオタクに重要視されるポイントの1つ。中でもドレミファインバータはとりわけ知名度が高いと思う。
ドイツのシーメンス社製のインバータ装置は、発車時に音階を鳴らして加速するものが有名だ。ドレミファインバータと呼ばれるそれは、一度聞くと耳に残ると思う。
採用した車両は京急の2100形や新1000形、JR東日本のE501系。これらは歌う電車とも呼ばれていた。
20年以上前の製品であるため、経年劣化に伴って更新が行われ、ドレミファインバータはここ10年で徐々に数を減らしてきた。今回ついに、ドレミファインバータの最後の編成に更新が行われることとなり、運行終了が発表。これをもってドレミファインバータは消滅となる。
背景にはシーメンスの日本撤退があるそう。もし撤退がなくても、静穏性が求められる世の中で新製品が歌うことはないだろう。
筆者が慣れ親しんだのは写真のE501系のドレミファインバータ。E501系は京急のものと違い、停車時にも音階を聞くことができた。発車は上り音階、停車は下り音階といった調子。ただのドレミファソラシドなんだけど、聞いてるだけでなぜか楽しかった(笑)。
E501系ドレミファインバータの更新は早く、2012年までに消滅している。手元には録音がないので、ぜひyoutube等で検索してみてほしい。
今回はこの辺で。
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