新井快速と呼ばれるその列車は、信越本線あらためえちごトキめき鉄道の新井駅発着の快速列車。越後線や弥彦線の各駅停車運用がメインの115系に残された、最後の花形運用なのである。
向かったのは新潟駅。115系の新井快速は上下線で1日1本ずつしかない。今回は夕方に新潟駅を発つ上り列車3374Mに乗車した。
高架化が行われている新潟駅。列車は未だ残る地上ホーム9番線に入線していた。
方向幕。関東民にはもはや懐かしい字体、快速表示が良いアクセント。
列車は3両で終点新井まで、片道2時間。折り返して直江津行きとなり、この車両はこの日の運用を終える。
車内の独特な明るさや無機質さ、国鉄車ってこうだよなぁと思わせてくれる。
この無骨さが好き。
僕は国鉄車が地方や波動用で残っていてそれらを楽しめた最後の世代。詳しい方々からすると若造のクソガキだけど、この“らしさ”が良い・楽しいことは体感済み。音と揺れと雰囲気、国鉄型って旅情をかきたててくれる何かを持ってると思う。
唸るモーター音を聞きながら駅を通過していく。日が短いシーズンは車窓をあまり楽しめないけど、それでも楽しめちゃうのがオタクの特権(?)。
夕方の3374M(新潟1701-新井1943)~2333M(新井2013-直江津2044)と翌朝の3371M(直江津717-長岡820)~3481M(長岡1029-新潟1129)で完結する、唯一の信越本線運用。この花形運用を残しているのは新潟支社の115系に対する敬意にも感じられる...実際はえちトキにE129系の入線実績がないからという噂だけど、敬意は間違いなくあるでしょう...ね笑。E129系の増備が再び開始したようで、いつまで乗れるでしょうか。夏の日が長い日にまた再訪します。
今回はこの辺で。
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