・KATO 2016-A D51 498(副灯付)
D51形蒸気機関車の498号機であります。
兵庫県の国鉄鷹取工場にて昭和15年(1940年)落成、各地を走り回ったのち1972年に勇退、群馬県の後閑駅で静態保存されていた498号機。国鉄民営化後にSL復活の企画が立ち上がり、SLの代名詞になりつつあるデゴイチ、状態もスタイルも良い498号機に白羽の矢が立ち、1988年に車籍復活。復活して1発目の営業列車牽引は、ちょうどその頃来日していたイギリスの客車"オリエントエクスプレス"の日本運転ラストラン。上野~大宮間をEF58-61と重連牽引したことは非常に有名で伝説の1つになっている。
復活から30年以上活躍、車齢80年は超えてもなお元気で群馬を走り続けるデゴイチ。KATOから製品化・何度も再生産されている車両だが、今回の副灯付きモデルの発売を機に当区でも入線させる運びとなった。当区初の蒸気機関車入線であります。
まずは車両全景写真を。
蒸気機関車の模型は、間近で見て手にするのも実は初めて。いつものKATOの細長い車両ケースから慎重に取り出してオンレール。
ライトは前照灯のみ。テンダー車のライトも含め、前照灯以外は点灯しない。
うーん、艶といい造形といい、これはもはや芸術品に値する。
SLの実車は気品が漂いながらも武骨でメカメカしい。その特徴が見事に落とし込まれている。このまま飾っておけるほどの美しさ。SLってこんなにかっこよかったっけ笑?
模型では副灯付とあるように、前照灯の横にLP405形という副灯が取り付けられた姿を再現。2015年以降この姿で活躍しているそう。
先頭の連結器はダミーカプラー。S回ごっこをしたいのでそのうちナックルカプラーに変えます(笑)。
テンダー車との連結部分。
ここの間隔が空きすぎるというのがSL模型あるあるだと聞いていたのだけど、D51はそんなことはなさそうだ。表記類も細かく大変綺麗。素晴らしい。
付属品はヘッドマークとナンバープレートと交換用のカプラーのみと少なめだった。
SLのかっこよさに今更気づいた...かもしれない。筆者は客車模型をゆっくり走らせて眺めるのが楽しみ方の1つであるのだけど、SLもそれができる車両の1つになりそうだ。SL本来のスタイルの良さ、気品、美しさを模型で存分に表現しているメーカーの技量に感服です。さてさて、客車の手持ちラインナップの充実に乗り出すとしましょうか...。
今回はこの辺で。
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