JR東日本の駅でありながら、旅客列車の発着が皆無の駅がある。その1つが越中島貨物駅だ。
総武本線の貨物支線(越中島支線)の駅で、かつてはJR貨物の定期貨物列車が運行されるなどしていた。現在はJR東日本の列車しか運転していないが、JR貨物は鉄道事業者としての権利を所有したままでいるようだ。
越中島貨物駅はJR東日本の東京レールセンターを併設していて、ロングレールの製作・発想を担っている。
1日3本しか列車の本数がなく、新小岩信号所駅までDE10牽引で行われている。
EF81-81牽引によるロングレール輸送(新津工臨)。
越中島貨物駅の北側には、JRバス関東東京支社、東京メトロ東西線深川車両基地がある。深川車両基地は東西線車両基地である深川検車区、車両工場の深川工場からなる施設だ。
かつてJRバス関東東京支社がある場所も越中島貨物駅だったそう。深川検車区への渡線も存在し、東西線の5000系や6000系試作車を納入した記録がある。現在東西線の車両の納入は、JR東日本中野駅までJR貨物が輸送、そこから10両編成の05系等が牽引して深川車両基地まで運んでいる。
京葉線にも近く、かつて越中島貨物駅が越中島駅を名乗っていたが京葉線越中島駅開業に伴い改名した。また、越中島貨物駅より京葉線にも線路が伸びているが、保線車両等が行き来するためのものであり、営業路線は乗り入れしていない。そもそも越中島貨物線自体、非電化路線であるため乗り入れは不可能だ。
越中島貨物線にはLRT構想があるが、あまり進んでいないようだ。もし京葉線からの直通列車を走らせ、新金線の金町まで営業運転が可能となれば、かなり重宝する路線になるのではないだろうか?
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