そんな中、同じくJR東日本で改造されたのに、ジョイフルトレインでも定期列車用でもない異端児いた。それが485系K60編成・K40編成だ。
K60編成廃車回送時の写真。
K60編成はもともと上沼垂色を纏った車両で、特急雷鳥などで活躍していた。その後波動輸送用にT19編成になり6両へ編成を短縮。そして塗装変更と車内の改良を施してK60編成と変更され、勝田車両センターへ転属。
K40編成はビバあいづとして活躍していた6両を編成短縮して4両編成化、K60編成と同じ塗装を纏って波動用として勝田へ転属した。いわき寄りの先頭車は元181系のサロとして製造された車両で、後に先頭車化改造された珍しい車両だ。
2編成が連結した時の一コマ。
なんといっても特徴的なのは、他ではない青い塗装とイルカマークだろう。白イルカと呼ばれたこの2編成は、常磐線をはじめ各路線での臨時列車や団体列車、磐越西線のあいづ号などで活躍した。
ジョイフルトレイン扱いではなく、定期特急列車でもないという微妙な位置づけの車両だった。今はジョイフルトレインが減っており、国鉄色のE653系や一部塗装変更されたE257系のような波動用車両が多く存在しているため珍しくないが、当時は波動用で専用塗装を纏う車両は多くなかった。
マニアからはK60+K40ということでK100と呼ばれており、連結運転を行う時は撮影地がにぎわう人気ぶり。単独運用は多くても連結運用は少なく、ほとんど写真が撮れないまま2013年1月に両編成ともに引退・廃車になってしまった。
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