ED79はJR北海道が所有していた機関車で、青函トンネル内の牽引機として活躍していた機関車。カシオペアや北斗星、トワイライトエクスプレス等の青函トンネルを通過する寝台特急・客車の牽引を長らく担当してきた。寝台特急が終了した2016年3月に全機が引退、その後廃車になっている。
先ほども記した通りTOMIXのED79がすでに入線済みだが、寝台関連の機関車・客車はKATOで揃えてきたのでどこか納得いかず...タイミングよく新品のED79を見つけたため入線に至った。
付属パーツはナンバープレートと製造元のプレート、2エンド側に取り付けるジャンパ線のみで、超簡単なお手軽加工で済む。連結器はカトーナックルが付属していて、両エンド側とも交換した。
1エンド側の顔。違和感なく再現されているように思う。
ヘッドマークはカシオペア・北斗星が付属。トワイライトエクスプレスやはまなす・海峡などは客車セットの方にヘッドマークが付属している。
2エンド側。一部機関車は特別保全工事で2エンド側がシングルアームパンタグラフPS79形に換装され、引退までの数年間はシングルアームパンタ搭載車のみが活躍していた。
車番は14号機を選択。14号機は日立が製作した車体で、寝台が廃止になるまで活躍した車両だ。
車番はほかに4、7、13号機が設定されていて、全て最後まで活躍していた車両の車番になっている。
ちなみにもう1両、20号機が寝台廃止まで活躍したED79の5両に入るが、こちらはTOMIX製のED79-0の方に車番の設定がある。
パンタグラフ周り。TOMIX製と異なり、金属線や碍子の塗装が施されてるのが嬉しい。
平たい顔の印象も良い。ライトはLEDなので明るすぎるくらい明るい(1番最初に載せた画像を参照)。
肝心のモーターだが、小さいながら寝台フル編成を牽引するのには充分だと思うが、やっぱり坂道は若干弱いかもしれない。でもまぁED79に限らず、模型機関車が寝台牽引時に坂に弱いのは仕方がないことだと思う。
せっかくKATO・TOMIXの両社が揃ったので、いつか比較してみようかと思います。
改めて考えてみると、こんな小さい機関車で過酷な青函トンネルを毎日通過していたというのはなかなかすごいことではないだろうか。単純比較はできないが、後継のEH500・EH800は車軸数や車体の大きさが倍近い。小さい機関車で長く急な坂と多湿な環境を30年近くもよく走ったなという感じだ。そう思うとやはり全機廃車になったのは残念だなと感じる。
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