東海道新幹線では、6時ちょうどになると東京、品川、新横浜から下り列車が出る。東京、品川発は共にのぞみ号、新横浜発はひかり号だ。
このうち品川と新横浜が始発の列車は、1日を通してもこの6時ちょうど発の列車だけ。言わば、ちょっとしたレア運用なのだ。
たまたま始発に乗る機会があったため、敢えて品川始発のぞみに乗ってみることに。早朝の品川駅へ向かった。
時刻は5時20分。品川駅の新幹線改札に着いた。
改札口はまだ開いていない。開門は5時30分だそうだ。
いつも混みあう品川駅も早朝は静か。訪問時はコロナ禍であり、世の中ではオンライン化が進行。なおさら人が減っているのだろう。こんなに人気のない品川駅に来たのは初めてだ。
5時30分、ゲートが開く。1番乗りで改札をくぐった。
大変ありがたいことに、改札内の売店はもう営業を始めていた。朝食を調達してホームへ。
品川始発のぞみ79号は23番線から発車。
今回乗るこの列車、少し前まではのぞみ99号という名前の方が良く知られていると思う。
だが2020年春のダイヤ改正で番号整理が行われ、現在は79号に変わった。のぞみ99号がひっそりと消滅していたことに、乗車前に気づいて少し残念だったり...。
停車駅を見る。
途中福山駅に止まるくらいで、通常ののぞみ号と大きな変化はない。
おおよその場合、1番列車は途中駅の始発列車を兼ねるために停車駅が変則的だったりする。
しかし東海道新幹線ではそんな例外はない。のぞみは停車駅が決まっているため、早朝便でも停車駅は変わらず。途中駅の1番列車は、新横浜始発ひかり号が担っている。
隣の24番線の発車表示。
6時から30分ほどは、東京駅から定期ののぞみ号が連続でやってくる。品川駅ではそれらをすべて24番線で捌いている。
のぞみ79号の次にやってくるのは、東京駅6時発車ののぞみ1号。1日の最初に走るのぞみは1号ではない(笑)。
さて、そんなことを考えていると、気づけば入線時間に。23番線ホームにのぞみ79号が入線してきた。
車両は品川停泊ではなく、品川駅南にある留置線からやってくる。5時50分頃にホームへ滑り込んできた。
車内に乗り込むと、乗客はまばら。窓際の席が3~4割埋まる程度だった。
途中駅で客数の増減はあるものの、この日はそんな感じの乗車率。空いてて良い!との噂もあった品川始発のぞみ号、乗車した自由席は比較的空きもあり、快適に過ごせた。
だがこれはコロナ禍という情勢的な影響が大きいだろう。僕はコロナ前の混雑率を知らないので、コロナ収束後にぜひまた乗車してみたい。
レアな列車に乗ったことでオタク的な楽しさがあったのが一番良かったかな笑。
乗車日:2021/2
今回はこの辺で。
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