ドライブすると出会う保存車たち。ほとんどの場合が屋根なし雨ざらしの場所に置かれており、保存開始から年数が経過、手入れも行き届かず、観るも無惨な状態の車両が多い。保存というより放置という言葉の方が適している個体が多い。
このデゴイチの351号機は、放置されているわけではなさそうだった。腐食は激しいけど定期的に塗り直しがされている様子。各所の色差しがはっきりとしている。
車両の周りには柵はなく、自由に見学ができる状態。色が濃くきれいすぎる(笑)。
運転台部分は柵が立っていて立ち入りは不可。ひと気もなく、完全フリーな状態で置かれている。
近くにあるパネルによれば、D51-351は日本海側や中央西線で活躍した、笠戸の日立製作所の車両。
総走行距離は2141417km、昭和48年(1973年)に廃車になっているそうで、引退からまもなく50年を迎える。
また、静態保存のこの場所は中央西線の旧本線上の線路らしい。現役の本線は、道路を挟んですぐ。周囲を見渡すと、確かにレールが敷かれた軌跡が見て取れた。ひょっとして、自走でこの場所にやって来た?
最寄り駅はJR木曽福島駅。よーく見るとプレートが前面にしかなく、部品盗難が散見されたのが残念だけど...。本線を横目に、今日も山奥で鎮座している。
今回はこの辺で。
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