れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

【ひとり世界1周記】アラブ ドバイを訪れた話

アラブ首長国連邦(UAE)🇦🇪の首都 ドバイの漫遊記。
世界一周ひとり旅で立ち寄った、ドバイ2泊3日の滞在記録。

 

国:アラブ首長国連邦🇦🇪
言語:アラビア語、英語
通貨:UAEディルハム(約40円/1ディルハム)
時差:-5時間(日本より5時間遅い)
訪問:2023年11月
気温:30℃/20℃
目的:ドバイに行ってみたかった。それだけ。

 

 

中東・ドバイの土地柄を探る

初めてのひとり旅。道中、アラブ首長国連邦の首都ドバイを訪れた。

感じたことをまずは箇条書きに綴ってみる。

 

・気候
まぁ暑い。北半球の国ではあるけど、ほぼ赤道直下にあるのだからコレは当然。
訪れた11月でも日中気温は35℃くらい。夜でも生暖かい風が吹いている。湿気は少なめで、じっとりした暑さではない。

 

 

・街の雰囲気
国にはその土地の風や香りがあったりする。しかしドバイでは、特有の香りというのは感じなかった。
カラっとしていて暖かいこと、太陽と砂漠の砂のおかげか、あらゆる景色が黄土色、オレンジ色がかった印象に映った。

街中はアラビア語と英語で表記される。コミュニケーションもあらかた英語で済ませられた。
ドバイは多人種国家で、互いを尊重し合う国。実に様々な人種、服装、ヘアスタイルの方がいる。現地の方と軽い会話、いわゆる"旅先の会話"の機会も多くあり、みな出自が違っておもしろい。そうしたコミュニケーションは、英語圏の明るくフランクな距離感と比べると、控えめな印象ではあった。

 

 

・物価
日本と同じくらい。空港近くのビジネスホテルを選んだが、ホテルが1泊1.5万だった。食事などもそこそこ。特に日本食は高価で、高層ビル内に店がある。

 

 

・水
旅行先の国で、僕がまず気にするポイントが水。
水道水は、海水を淡水にしたものが提供される。軟水に近く、問題なく飲めるけど、日本の水と味が違うし、たまに茶色っぽかったりする。飲料水はミネラルウォーターを買うのが良い。

 

 

・お金
UAEディルハムという独自通貨。日本で両替はできないので、現地空港で。
でも、現金はいろいろメンドクサイから、国際クレカ・デビットカードを持って行くのがオススメ。自販機などもクレカに対応している。

 

 

・治安
悪くなかった。しつこい客引きとか乞食には会わなかった。
ちょっと困った時には現地の人が助けてくれるし、警備もちゃんとしている。アラブは安全な国ランキング上位の常連なのだ。

ただし深夜は、寝そべったり宴会開かれていたりとと雰囲気が良いとは言えない。
現地の人は縦にも横にも大きい人がほとんど。身長170ちょっと、薄顔で非力なアジア人は肩身が狭い。

 

 

 

 

交通

続いては交通機関について。

初めて訪れる国で、僕が重要視することの1つ。観光の足だし、治安や文化もわかる糸口だと思う。

 

交通機関はNOLカード
読み方はたぶん“ノルカード”。これでバスにも地下鉄にも乗れる。発売場所は、チケット売り場。空港バス停付近には券売機がなかったので、地下鉄駅で買った。
どちらもダイヤがあるし、概ね定刻で走る。

 

・地下鉄
日本製の地下鉄自「ドバイメトロ」が主要な場所を結んでいる。
自動運転かつダイヤがあり、列車は概ね定刻でやってくる。

全列車に、"女性専用車"と"ゴールドクラス"(日本でいうグリーン車)があった。男性が乗ると罰金。また、飲食やガムも禁止で、破ったら罰金とキビシイ。
ちなみに、筆者はそうと知らずに女性専用車に誤乗。現地の方が親切に教えてくれたのでギリギリセーフ。怖ぇ...(笑)。
5両中、一般車両が3両しかないので、車内は激混み。海外の方は、特有の香水を付けるのが一般的。香り合戦のような状態に出くわすと、かなり戸惑う。

 

 

・バス
移動手段の1つとなるバス。概ね時間通りに運転されていた。路線によっては深夜帯でも運転されている。アラビア語表記だから、降車場に注意が必要だった。

 

 

・クルマ事情
行き交うクルマは、トヨタ車が多い。カムリやレクサス、SUVまで日本車が多くて驚いた。また意外にも、スーパーカーはほぼ見かけなかった。もっとラグジュアリーでおもしろい車が行き交ってると思ったけど、そんなことはなかった。

道路は幅広で車線が多く、交差点なども大きくゆったり広く取られている。日本なら東北のような道の広さと信号間隔。歩いて渡るのが大変だった。

交通量は多く、行き交うクルマはクラクション鳴らしまくっている。短気な人が多いのかと思うほど、かなり喧しい。ちょっと怖い(笑)。

 

 

 

・ドバイ空港について
入国審査が厳しいのが特徴。
入国ゲートには、カンドゥーラ(白装束)を着た男性陣が目を光らせていた。念入りな手荷物検査と、靴まで脱いでしっかり身体検査がされる。出国ゲートでも同様の検査がされた。
また、世界でトップ10の旅客数を捌く大空港だから、とても広い。時間にかなりゆとりを持たせて利用したのは正解だった。

 

 

 

ドバイはとても巨大な観光都市だ。
暖かい気候、大きくて豪華なビル群。
世界一高いビル"ブルジュハリファ"やフォトフレームなどの観光スポットがあり、ドバイモールには有名ブランドが数多く入居。高級ホテルや世界一の○○など、多額の資金でできた様々なモノ・コトを、お金をかけた分だけ体験できるリゾートだった。

街の人も本当に様々。多人種国家で互いを尊重する風土が心地よく、過干渉はしないけどフレンドリー。そんな距離感がちょうど良かった。

 

僕は初めて上陸する国では、気疲れすることが多い。その土地の人との距離感や立ち居振る舞いなど、「空気感」や「生活・過ごし方の"感じ"」を掴むのに時間がかかるからだ。でもここでは、あまり気疲れすることなく、肩の力を入れすぎることなく過ごせた。

街には湖を望むカフェやレストランが多くあり、暖かい風とゆったりした音楽が流れる。時間の流れを忘れさせてくれる、まさにオアシスな都市だった。リゾートでのんびりするにはとても良いだろう。

 

 

 

2泊3日の滞在で、ドバイ中心地をサクッと観光して終わった今回の訪問。
今回はひとり旅だから、「贅を尽くしたリゾートおくつろぎ旅」ではなく、「文化や風土、歴史を感じる旅」が今旅のテーマにしていた。

 

よって、そのテーマには正直全くそぐわなかった(笑)のだけど、「初めてひとり旅で中東に降り立った」という実績、そして中東の気候と雰囲気を感じられたので、今回はこれでヨシとしたい。

 

今度は砂漠の観光、思いっきり贅沢なドバイツアーなど、振り切った観光しに訪れたいな。