JR北海道の特急オホーツク/大雪の普通車に乗車した。
石北本線特急の充当車両はキハ183系。北海道の各地で活躍を続けてきた形式だが、いよいよ2023年春をもって引退する。
現在キハ183系が活躍するのは道東の石北本線のみ。オホーツク・大雪で上下線合わせて8本運転されている。
列車は4両編成、構成はグリーン車と指定席1両ずつ、残りが自由席となっている。
普通車の座席。主に2種類ある。
1つ目は、キハ261系などでも見かける紫の座席。これは2006年から始まった指定席用座席「グレードアップシート」のもので、JR北海道の標準的な座席だ。キハ183系の一部の車両で、2008年頃に既存の座席と取り換えられた。
シートピッチは940mm。シートは可もなく不可もなくというのが正直なところで、特筆する点はあまりない。スピードを上げたキハ183系はとにかくよく揺れる。固めでしっかりした座り心地だが、石北特急では衝撃を和らげるふんわりした座席が良いなぁと感じた。
2つ目はこちらの座席。
これもJR北海道の特急で標準的な座席の1つ。キハ261系0番台や789系などでも見られる座席だ。
こちらの座席、シートピッチが1040mmある。先ほどのグレードUP座席より1cm広く取られていて指定席より広い。また、コンセントも装備している。座席の質感はグレードアップシートの方が上に感じるけども、足元の広さやコンセント装備の点ではこちらがより快適と言えるだろう。
この装備品の違いは、車両改造時期の違いに由来している。他路線から寄せ集めた車両で運転していることから、座席の仕様・種別が混在。しかし、座席グレードの区別はおろか、「グレードアップシート」の名も使われていないおらず、石北特急はチグハグな状態になっている。この感じが国鉄っぽさでもあり個人的には嫌いじゃないのだけど、サービスとしてはよろしくないかもしれない笑。
私はこの乗車機会が乗り納め。何度もお世話になったので引退は少し寂しいが仕方がない。長きに渡っての活躍、お疲れ様でした。
今回はこの辺で。
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