JR北海道の観光列車ノロッコシリーズ。客車タイプの観光列車で、DE10やDE15が牽引、客車は510系客車4両が使われている。
1998年デビューの510系は、国鉄50系客車からの改造車。トロッコ車風になったため、改造前の面影などはほぼ残っていないが...4両中1両だけ、50系の面影を多分に残しているものがある。それがオハ510-1であります。
オハ510-1は、元オハフ51-57。
ノロッコ号で唯一の自由席車で、他の3両とは違って客車仕様の車両だ。オープンエアでなくても良い...という方向けに連結されている車両だろう。
50系からの改造された点は少なく、外観から見てもしっかりとわかるこの"50系らしさ"を保持している。特有の窓配置や妻面などは特にわかりやすいですね。
車内。
こちらも50系時代のものをほぼ流用しているとのこと。オリジナルからの大きな変更点は、灰皿がないことと、床と座席カバーが変わっているくらいだろうか。床と座面のおかげで綺麗になっているようにも感じられるけど、随所から漂う国鉄時代の車両らしさが良い。トロッコ車両とはまた一味違う釧路湿原の楽しみ方ができた。
国鉄客車を当時に近い状態で体験できる、貴重な列車の1つだった。しかしノロッコ号の一番のウリはオープンエア、この車両の乗車率はトロッコ車両と比べて高くなかった。そりゃそうか。
オタクにしか刺さらない、隠れた珍車かもしれませんね(笑)。
今回はこの辺で。
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