651系が高崎線から引退したということで...。
4両の1000番台がいたことを思い出してみたい。
長らく常磐線の特急だった651系が後輩E657系に役目を譲ったのは2013年春のこと。
2014年春からは、オレンジのラインを纏い1000番台となった車両が、高崎線で再デビューを果たした。185系で運転されていた特急「草津」「あかぎ」置き換え。高崎線の新しい顔となったのでした。
651系1000番台は、常磐線時代と同じく7両と4両が投入。ラッシュ時は11両運転を行っていた。
しかし、車両数に対して利用者数が多くなく、4両編成の増結は2015年春の改正で終了に。わずか1年ほどで、11両運転、オレンジ帯の4両編成は消滅してしまった。
写真は、0番台から改造を終えて輸送されるシーン。撮影時は、翌年には引退することになるとは思いもよらず...。余剰車は再改造され伊豆クレイルとして再々デビューを果たしたけど、そちらも4年で終了。651系の4両付属編成は、1000番台化以降は不遇な晩年を送ったのでした。
さて、高崎線の特急は、今年からE257系になった。余剰となった房総特急の500番台が、波動用に改造された車両が投入されている。
これによって全列車が5両編成での運転となり、グリーン車の設定が無くなった。特急需要の衰退が著しいことが感じられる。また、代走に踊り子色が充当されていたりして、ちょっと粗末にされている感じも否めない気がする。
平行路線に新幹線があるため、こうなったのはある程度定めだったのかもしれないが...185系がバンバン走ってた時代と比べると、寂しいなと感じますね。
今回はこの辺で。