JR貨物のEF81は、現時点で門司機関区に所属する車両のみとなった。よって見られるのは九州地方限られる。EF81といっても塗装や仕様は様々。門司機関区に所属する車両は、関東近郊や富山機関区のそれと違った特徴がある。
中でも目立つのがEF81形300番台。関門トンネルという高湿度環境に耐えるべくステンレスむき出しの外観で、銀釜と呼ばれ親しまれている。
門司機関区には、300番台が4機(301~304号機)配置された。新製配置当時は全機が銀釜だったが、のちに301、302号機はローズピンクに塗装されている。303、304号機は銀のステンレスを保ったまま活躍を続けてきた。運用は貨物列車がメインではあったが、関門トンネルを通過する寝台列車はJR貨物の委託運行となっていたため、寝台特急の牽引もある。
また、九州に配置されながらも全機が東日本エリアで走行した経歴があり、最近では2011年に303・304号機が富山機関区に貸し出され運用に就いていた。
現在は引退・廃車が進み現役なのは303号機のみ。最後の銀釜として人気が高い。しかし他のEF81と比べると稼働率低めで先行きが何となく不安だ。
運用は関門トンネル通過列車はすべてEH500形に置き換えられたため、九州内のみでの運用に留まっている。
ちなみに写真は熊本訪問時に撮影できた8056レで、日没後だったためとりあえず駅で雑に撮影(笑)。銀釜を生で見られただけでも幸運だった。次回はぜひ編成写真に収めたいところ。
模型ではKATO・TOMIX両社から製品化済み。馴染みはないが行けば行くほど魅力的に感じる九州の列車たち。そのうちの1両として入線させても良いかもしれないと思ってみたり...笑
今回はこの辺で。
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