この入場券の発売キャンペーンの1つで、キハ40系に昔の塗装を復刻をするというものがあった。復刻塗装は投票で決定されるもので、案は6つで以下の通りだった。
・キハ82 特急気動車風
・キハ56 急行気動車風
・キハ22 一般形気動車風
・キハ183 特急気動車(新特急色)風
・キハ27 快速ミッドナイト風
・キハ400 宗谷線急行気動車風
投票の結果選ばれたのは「キハ400 宗谷線急行気動車風」。こうして宗谷急行カラーが復刻、2020年秋から運転をスタート。旭川起点に各路線で活躍している。
その宗谷線急行色に偶然出会えたのでご紹介したい。
よみがえった宗谷線急行色を纏うのは、旭川運転所所属のキハ40-1747。元となったキハ400系と種車が同じであるため、違和感なく馴染んでいる。
変更されたのは外見のみである。キハ400系を模した改造、つまり室内や窓配置、タイフォン有無などの改造は行われていない。
言ってしまえばただ塗り替えただけだが、当時のそれそのままに見えて大変格好良く仕上がっている。
撮影した運用は、旭川~遠軽間の普通列車。
運用は旭川所属のキハ40系と共通の運用に就いている。
旭川のキハ40系の運用は、宗谷本線は旭川~音威子府まで、石北・釧網線は旭川~網走~緑、函館本線では旭川~滝川までを担当し、滝川から根室線東鹿越まで入線する。
これだけ広範囲だと撮影するのが非常に難しい。SNSによる目撃情報も少ないため、狙うのはほぼ困難と言える。
筆者も毎年渡道するたびに狙い続け、今夏にやっと撮影が叶ったほど(汗。停車中の車両を観察・撮影できたのは幸運だった。
この日は"山紫水明シリーズ"の「紫水」と連結だった。
ホントは北海道一般色との連結が観たかったけど...まぁいいか。
キハ40系、というより国鉄型車両はどんな色でも大体似合ってしまうのが不思議。
移動してお見送り。
車両はデビューからすでに2年が経過しており、厳冬を超える車両であるために節々で劣化が見られた。
とはいえ北海道の車は綺麗な状態よりも劣化や腐食などが見られた方が、返って武骨な印象を抱かせてくれるので、個人的には嫌いじゃない(笑)。
いつまで走ってくれるのか(この塗装が終わるor車両が廃車になるのか)わからないので、渡道するオタクには撮影をお勧めしたい被写体の1つ。急行幕で走ってくれるイベントとかやってくれないかなぁなんて(笑)。
今回はこの辺で。
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