れいるのおと

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681系特急しらさぎ グリーン車乗車記

特急しらさぎグリーン車に乗ってきた。

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特急しらさぎは、名古屋と金沢を結ぶ列車だ。しらさぎ号は、かなり最近まで485系が充当されてい、2002年からは683系2000番台が、2015年からは元特急サンダーバードの681系

しらさぎ号は、名古屋〜金沢間を結ぶ特急列車だ。その歴史は古く、走り始めは1964年。東海道新幹線が開業したこの年に、名古屋と富山とを結ぶ列車として走り始めたのを起源としている。2015年、北陸新幹線の金沢延伸により現在の区間となった。

使用車両はJR西日本の681系0番台・2000番台または683系8000番台(元北越急行車)で、全列車がJR西日本車両での運転。形式による運用分けはされていない。
2015年から担当しているこれら車両たちは、特急はくたかサンダーバードから転用だ。投入に際し、JR東海区間を乗り入れを意識してかオレンジのラインを追加。新しい雰囲気を纏いながらも、北陸路を走り続けている。


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グリーン車全景。
普通車とは明らかに異なる空気感が漂うグリーン車。ブラウン系の色味で纏まっていて大変落ち着いた雰囲気。これらは概ねサンダーバード時代のものがそのまま利用されている。
2+1配置のゆったり3列シート。絨毯敷で上級感あるインテリアだ。


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大型の座席ながら、背もたれの厚みはあまりないように見える。だが板のように硬いということはなく、程よく体を支えてくれる。山越えでもカーブでも揺れを抑えてくれ、静粛性に富んでいた。
「大きな座席と快適な座り心地と静粛性」がグリーン車たらしめる要素であり、最低限保つべきラインだと思うのだけど、それらを充分満たしている座席だった。

シートピッチは1160mm。これはグリーン車としては標準的な広さだが、フットレストがある分少し狭く感じるかも。座面裏の装備は、マガジンポケットとフックのみだった。

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ひじかけにはインアームテーブルを用意。ちょっと小さいのが難点。
読書灯や間接照明は、少々時代を感じさせる形をしていた。LED主流になる以前、飛行機や特急でよく見かけた形状のものですね。

窓際にはフックなどの装備はない。代わりに、2列ごとに1枚の大きな窓ガラスが割り当てられ、存分に車窓を楽しむことができる。
また、ブラインドはなくカーテン式。2000年代以前の特急車両あるあるが満載(笑)。それがまた良いんだよね。





特急しらさぎは、新幹線開業により運転区間が短縮されてきた。

当初は名古屋~富山間の運転区間は、2015年に金沢まで短縮、敦賀延伸ではさらに敦賀まで短縮される予定だ(2023.4現在)。北陸新幹線の大阪乗り入れが実現した場合は、さらなる短縮または消滅が見込まれている。また、これらはしらさぎに限った話ではなく、北陸本線を走る特急列車にすべて当てはまること。近い将来、中京・近畿と北陸を結ぶ特急街道が置き換わるのかもしれない。



今回はこの辺で。