JR北海道の特急といえば、キハ281系とキハ283系だと思う。前者はスーパー北斗、後者はスーパーあおぞらでデビューした、平成を代表する北海道の特急列車だ。
特にキハ283系はJR北海道が誇る高性能なハイスペック気動車で、キハ281系に続いてJR北海道で2つ目の振り子式採用車両。低重心化と振り子式によりかつては最高速度130km/hで走り抜けており、石勝線高速化事業の一端を担っていた。
2020年から、スーパーの接頭語が取れて特急おおぞらに。また、後継車種のキハ261系が登場し、2形式で石勝線の特急を担当中。2022年度以降はすべての列車がキハ261系に置き換えられることが決まっており、老い先は長くない。
さて、今回はそんなキハ283系に乗車する。区間は帯広~新得とちょっと短め、30分とちょっとの乗車時間だ。次はいつ乗れるかわからないので工程に無理やりねじ込み、乗車が叶った。
車内前景。
利用したのは自由席。指定席やグリーン車は座席が交換されているが、自由席は登場時に近い状態のまま。
入った瞬間、あれこれどこかで乗ったような...という既視感。座席モケットのカラー、車内の雰囲気、ドアの形状やカーテン等、同じころに登場した651系の車内によく似ていると思う。
座席。
古い車両ゆえ座席のくたびれ感は感じるものの、柔らかめ座席の座り心地は良かった。新しい特急のシートも良いんだけど、昔の特急車両のシートってこう...シートの柔らかさとくたびれ感も含めて味というか、なぜか嫌いになれない。
座席モケットはタンチョウが描かれたデザイン。真っ赤な取っ手が良いアクセントになっている。
座面裏。
普通車なのにフットレストがあり、欲しい方にはありがたいだろう。個人的にはあまり必要のない装備かなと思っている。
車内の電光掲示板。
651系...と違うんだけど、テイストが同じ。このころの列車って皆同じテイスト...ではなかったと思うんだけどまぁよく似ている。
気動車の唸るディーゼルエンジン音は聞いてて楽しい。次はいつ乗れるかな。
今回はこの辺で。
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