こちらがその300形。
2008年の開業時から活躍している形式で、5両×16編成が投入されている。ゆりかもめ7000系など、多くの新交通システム車両を手掛ける新潟トランシス製。
置き換えはこの300形が対象、後継車種は330形である。
こちらがその330形。
混雑緩和のための追加増備の際、新たに誕生した形式である。2015年から運転を開始、すでに5両×3編成が活躍中。車両製造は三菱重工が担当、三菱製車両はあまり多くないので珍しいかもしれない。
同じく三菱重工が製造したゆりかもめ7300形やニューシャトル2020系と似たデザイン。外観には都営らしいカラーリングが用いられている。
置き換えの理由はやはり、混雑緩和が目的である。
日暮里舎人ライナーは鉄道空白地帯へ敷かれた路線であるため、ラッシュ時の乗車率がとんでもない。混雑率ランキングの上位常連であり、混雑緩和のために車両の追加投入が行われてきた。
この300形と330形の違いは、クロスシートの有無。定員を増やすべく、オールロングシートの330形に順次置き換えていくそう。300形は登場から14年、減価償却の13年を過ぎているからと言ってもまだ若く、非常にもったいない気もする。改造で済めば楽だとは思うが、新交通システムならではの事情(重量配分など)があるらしく、簡単には行かないようだ。
舎人ライナーの混雑緩和に関しては、車両の長編成化などのうわさが出たり消えたり。ホームは7両程度まで拡張可能でありながら車庫は5両までしか対応できていない、とかなんとか...。舎人ライナーは経営が赤字続きであり、新たな大規模投資は行えないよう。埼玉への延伸話もあるが、何年も進展が聞こえない状態。今後に期待と言ったところか...。
公式リリースはこちらから
今回はこの辺で。
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