北海道の道東 釧路地区にある塘路駅。釧路湿原の北側に位置し、観光列車「くしろ湿原ノロッコ」の終着駅になっている。
そのためかローカル線(本線だから本当は違うけど)のひとつの単独駅にしては綺麗でお洒落。ログハウス風の駅舎が特徴的だ。見た目に反して駅の歴史は長く、開業は1927年。釧網本線開業時から設置されている駅の1つとなっている。
2枚目の写真は駅前ロータリー。北海道の田舎らしい風景が駅前から広がっていた。近くには観光名所がいくつかあるのだけど、車社会の地だからか、駅前は賑やかな雰囲気ではなかった。
ホームは対面式の2面2線。写真はノロッコ号とすれ違う。
行き来するための校構内踏切が設置されている。ホーム有効長は4両程度、ノロッコ号は機関車がはみ出す形で停車していた。
駅舎の中には、喫茶店「ノロッコ&8001」がある。無人駅にカフェがあるのは、もちろんノロッコ号の終点だから、だろう。
ノロッコの乗客が折り返し列車を待つ間、ちょっとした休憩を挟むのにちょうど良い。メニューは多くなく、寡黙な店主がじっくりと珈琲を淹れてくれる落ち着いたお店。こんなカフェが駅併設であるとは嬉しい。
都会の駅中カフェとは全く違う風土と空気感、これに出会えるのが良いですね。
お店の中には、貴重な鉄道グッズがずらり。店内は写真NGだが、珈琲マグは写真いいよと仰ってくれたので載せておきたい。
これは、往年の名列車「トワイライトエクスプレス」で使われていたマグカップ。ディープなお店であることが伝わるだろうか。
ゆっくりとコーヒーをいただき、折り返しのノロッコ号に乗り込んだ。マスターのお見送りを受けながら塘路駅を後にした。
ノロッコ号の短い停車時間で楽しめるショップはほとんどないが、鉄オタの自分としてはこのカフェに来られて良かったな。また行きたいね。
今回はこの辺で。
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