れいるのおと

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埼京線に入線した車両はなぜ少ないのか

埼京線という路線がある。正式に分けると区間ごとに名称が異なり、大宮~赤羽は東北本線の支線、赤羽~池袋は赤羽線となっていて、池袋以南は山手貨物線(湘南新宿ライン)に乗り入れる体制を取っている。
大宮や池袋など主要な都市を結ぶ路線である埼京線だが、この路線に入線したことがある車両は極端に少ない。DJ等を見ても埼京線を経由する臨時列車というものは皆無だ。


入線したことがある車両
埼京線で活躍する車両(103系205系E233系・東臨70‐000系・相鉄12000系)
・209系(mue train・八高線車両)
・クモヤ143系
253系
・E991系ACトレイン
E491系
・その他、保線車両やEF65による工臨

埼京線は開業からATCを採用しており、これは山手線や京浜東北線でも採用されている。
しかし、ATCより安全性等が高いATS-Pが開発されてから、JR路線の多くはATS-Pを導入するようになる。ほとんどの車両がATS-Pを採用したうえ、ATCを積んでいないため埼京線へ入線できなかった。

埼京線が新宿折り返しだった時代には、埼京線のみATCを利用、その他の車両はATSを使用という形態で運転。新宿以南へ入線するようになってからは、池袋でATCATS-Pの切り替えをして運転を行っていた。





埼京線E233系導入時にATS-Pへ切り替えが予想されていたが、こちらは新システムATACSを導入。ATACSは信号による閉塞区間ではなく編成単位で列車間の距離を調整する移動閉塞式のシステムで、過密ダイヤが求められる埼京線には特に貢献しているようだ。


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埼京線を走行するmue train。

ATACSは
車両にも更新工事が必要であるため、入線可能な車両がもっと制限されてしまった。埼京線の車両はすべて工事が施されており、ATACS対応済みの車両は前面にID-**と書かれたシールが貼りつけられている。

営業で入線する車両を除いたATACS対応車両は今のところないようで、頻繁に埼京線で試運転を行っていたmue-trainでさえ入線できなくなってしまった。





ATACS対応車両にするにはやはりお金がかかるそうだが...今のところ定期では新宿以北に乗り入れない相鉄車両は全車対応にしたのだろうか?



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