2023-01-01から1年間の記事一覧
JR貨物のEF510型電気機関車。九州仕様の300番台を取り上げたい。EF510は、2004年から運用されている交直流対応の電気機関車だ。0番台が2004年にJR貨物でデビュー。500番台は2010年にJR東日本でデビューしたが、16年にJR貨物に移っている。よって現在はJR貨物…
E353系あずさ・かいじ 普通車の乗車記。E353系は中央線の特急車両だ。2015年に量産先行車が登場、2017年に営業運転を開始。フェラーリなどで知られる奥山清行氏がデザインを担当。高運転台やあずさパープルを継承しながらも、その斬新な顔つきで話題になりま…
ちょっと変わった名前の駅の話。会津鉄道 塔のへつり駅を訪れた。塔のへつり駅は、福島県の南会津郡にある会津鉄道の駅だ。まず、「塔のへつり」とは、駅近くにある観光名所の名前である。長い年月をかけて自然が造り出した美しい渓谷を見ることができ、近隣…
昔の写真から。ホームライナー鴻巣(こうのす)・古河について取り上げてみる。通勤時間帯に運転されるホームライナー。快速扱いのため停車駅が少なく、特急車両で運転されるためほぼ確実に着席できる。乗車券に300円程度のライナー券を買うことで乗車でき、大…
JR九州 筑肥線で活躍する103系に乗ってきた。103系1500番台は、1982年に登場した形式だ。1964年から製造される103系の中では末期に登場した番台にあたる。当時の国鉄では201系や203系などの新形式の製造が行われていたが、筑肥線の路線の輸送密度と車両性能…
東海道・山陽新幹線で活躍する新型車両N700Sの普通車に乗ってきた。2020年7月から営業運転を始めたN700S。従来のN700系・N700Aの進化系に当たり、外観・内装ともグレードアップした車両となっている。Sは"最高の"を意味する単語Spremeから。現代の技術を極め…
トシイチの愛称で親しまれていたEF64の1041号機のお話でも。2010年代に入り、EF64は機器更新が進んでいた。更新された車両は更新色(通称牛乳パック)に、されない車両は除籍・廃車がされていく。数を減らす国鉄色のEF64。被写体としての人気が高まるわけだが…
久しぶりに模型を走らせたので、関連して寝台特急あけぼの号のお話。かつて、あけぼの号が定期列車として運転されていた時、EF510が牽引するあけぼの号が運転されたことがあった。上野から、高崎線・上越線・羽越線経由で青森までを結んでいた寝台特急あけぼ…
EF81形電気機関車のうち、特殊な外見を持つ451号機・452号機について取り上げてみる。九州地区で活躍を続けるJR貨物のEF81。その中でも450番台は、国鉄民営化後の1991年、貨物需要増加に応えるべく登場したグループだ。"JRが新造したパーイチ"であり、いわば…
過去の画像から。かつて走っていたリゾート踊り子号を取り上げてみたい。関東で屈指の観光地として人気が高い静岡県・伊豆高原。リゾート踊り子号は、繁忙期に設定された伊豆方面行き特急列車の1つだ。全席自由席で東京や立川、千葉から発着していた。使用車…
JR北海道 釧網本線の塘路(とうろ)駅に行ってきた。北海道の道東 釧路地区にある塘路駅。釧路湿原の北側に位置し、観光列車「くしろ湿原ノロッコ」の終着駅になっている。そのためかローカル線(本線だから本当は違うけど)のひとつの単独駅にしては綺麗でお洒…
お召し列車牽引機として知られるEF58-61が、2023年5月31日付けで除籍・廃車になった。 表題通り、ロイヤルエンジンことEF58-61号機が廃車になった。お召し列車の牽引機として生まれ、何度もお召し列車の先頭に立った61号機。お召し列車勇退後も活躍を続け、…
DE15の排雪列車(ラッセル)を観に行ってきた。ラッセル車の苦労と魅力について。日本で最北に位置する路線、JR宗谷本線。この路線では、冬季になると雪かき列車"ラッセル車"が走る。なんといっても魅力は、国鉄型ディーゼル機関車が豪快に雪を掻く姿。降り積…
上野駅の地平ホーム。線路の終わりより先に歩道がある"頭端式ホーム"構造で、ターミナル駅として今なお存在している。とりわけ13番線ホームは、寝台列車のホームとして知られている。ブルートレインが走っていた頃、このホームから数多くの名列車が発車して…
JR西日本の281系特急「はるか」のグリーン車に乗ってきた。 JR西日本の281系は、1994年デビューの特急型車両だ。京都・大阪から関西国際空港までを結ぶ特急はるかを担当。空港の開港から現在まで一貫してはるか号で活躍を続ける、息の長い車両となっている。…
651系が高崎線から引退したということで...。4両の1000番台がいたことを思い出してみたい。 長らく常磐線の特急だった651系が後輩E657系に役目を譲ったのは2013年春のこと。2014年春からは、オレンジのラインを纏い1000番台となった車両が、高崎線で再デビュ…
JR北海道 釧網本線の観光列車「くしろ湿原ノロッコ」の客車について取り上げたい。JR北海道の観光列車ノロッコシリーズ。客車タイプの観光列車で、DE10やDE15が牽引、客車は510系客車4両が使われている。1998年デビューの510系は、国鉄50系客車からの改造車…
たまには鉄道グルメについて触れてみたい。往年の列車たちに連結されていた食堂車。それをテーマにしたレストランは首都圏などにいくつかある。今回はそのうちの1つ、埼玉・大宮の鉄道博物館にある日本食堂を訪れてきた。鉄道博物館の2Fにあるこのお店。名前…
JR九州の415系について取り上げてみたい。後継車がいないのに、急に数を減らした形式。それがJR九州の415系だ。正確には「できる部分は置き換えて極限まで数を減らした」と言った方がより正しいだろうか。415系は南福岡、大分、鹿児島の3つの車両センターに…
JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ」に乗ってきた。くしろ湿原ノロッコは、JR北海道の釧網(せんもう)本線を走る観光列車だ。釧路駅から北へ約30kmのところにある塘路(とうろ)駅までを結んでいる。ノロッコの由来は"ノロノロ走るトロッコ"から。富良野…
レンタルレイアウトRe-Color(リカラー)さんの大阪店に行ってきた。 東京と大阪に展開するレンタルレイアウト店Re-Colorさん。約1年ぶりに大阪店を訪れた。友人と2人で3、4番線をレンタル。この路線は線形がJR路線っぽく作られていて、留置線も豊富。手持ちの…
EF81-97は、JR東日本のEF81のうち、唯一の原色、ローズピンクと呼ばれる色味を纏う車両だ。国鉄時代に製造された彼らが、本来纏っていたカラーがこのローズピンク、通称ローピン。このローズピンクの色味は、国鉄民営化後ではJR貨物機やJR西日本機に残るのみ…
2023年6月で運行を終える釜石線の観光列車「SL銀河」に乗車した。2014年に運行を開始したSL銀河。東日本大震災の復興支援という形で始まったこの列車、近年にしては企画の規模が大きいものだった。まずはSL。生態保存されていたC58-239を復元。40年ぶりに車…
鉄道博物館に収蔵された、ロイヤルエンジン・ロクイチことEF58-61を見に行ってきた。 お召し列車牽引機として作られ、今なお根強い人気を誇るEF58-61。現役を退き、数々の歴代お召し車両とともに御料車庫に保管され続けて年。いつかどこかで展示されるだろう…
ちょっとした小話。JR西日本に残るキハ40系列。数ある運用のうち、比較的長編成で走る運用があったので狙ってみた。回3591D キハ40+キハ47系 回送本運用は、広島から新山口・下関までの回送列車。検査や整備のため回送されている。この列車の魅力はやはり長…
特急しらさぎのグリーン車に乗ってきた。 特急しらさぎは、名古屋と金沢を結ぶ列車だ。しらさぎ号は、かなり最近まで485系が充当されてい、2002年からは683系2000番台が、2015年からは元特急サンダーバードの681系しらさぎ号は、名古屋〜金沢間を結ぶ特急列…
JR北海道のラベンダー畑に行って来た。ラベンダー畑駅は、JR北海道 富良野線の駅だ。期間限定で開業する臨時駅で、開設期間は例年6月〜9月まで。ラベンダーが見頃を迎える時期に営業されている。ラベンダーが有名な観光地「富田ファーム」の最寄駅となってお…
旧田町車両センター/品川機関区で開催された、EF65の撮影会に参加してきた。参加後、一口報告的に記事をUPしたのだけど、ある程度しっかりレポを残しておこうと思い立ったので綴ってみる。「青い名機、再び」と銘打って開催された今イベント。4月15日(土)・1…
SL銀河来京の話。 2014年3月、SL銀河が上京する列車が走った。列車名は「みちのくSLギャラクシー」。東日本大震災から3年が経過したこの年、東北復興支援プロジェクトとして企画・運転された列車だった。そんな特別列車に駆り出されたのが、SL銀河のC58-239 …
JR北海道 キハ261系0番台で運転される特急宗谷・サロベツ。普通車の乗車記と列車のレビュー。特急宗谷・サロベツは、旭川~稚内を結ぶ特急列車だ。札幌発着が宗谷号、旭川発着がサロベツ号だ。ともに1日1往復運転されている。使用されるのはキハ261系0番台。…